【ジョージタウン=マレーシアBIZナビ】 ペナン州のチョウ・コンヨウ首相は8日、同州議会(定数40)を6月28日に解散する意向であることを明らかにした。州議会解散に伴う州議会選挙の日程を協議するために近くアハマド・フジ・アブドル・ラザク知事と面会する方針だ。同州議会の任期は8月2日までとなっている。憲法の規定で解散後60日以内に選挙を行う必要がある。

ペナン州議会は現在、連立与党の中核である希望同盟(PH)が33議席、連立相手である国民戦線(BN)の中核政党である統一マレー国民組織(UMNO)が2議席、野党・汎マレーシア・イスラム党(PAS)が1議席をそれぞれ確保しており、4議席が空席となっている。

PHペナン支部長であるチョウ氏は、与党連合の議席配分を巡ってBNとの全国レベルでの交渉が進んでいると述べた上で、最終決定は中央が行うと述べた。
今年はペナン州のほか、PHが政権を握るセランゴール州とネグリ・センビラン州、PASが政権を握るケダ州、クランタン州、トレンガヌ州も州議会選挙を行うことになっており、すでにこれら6州が同時開催で合意している。州議会の同時開催時期は7月になるとみられる。

なお選挙委員会(EC)は、6州の州議会選挙に先立ち、6月15日から郵便投票を受け付けると発表した。