【クアラルンプール】 公共バス運営のラピッド・バスは、クアラルンプール市政府(DBKL)と共同で、3日からジャラン・アンパンのジャラン・ルー交差点とジャラン・トゥン・ラザク交差点間で専用バスレーンの試験運用を開始する。

渋滞回避を目的とするもので、月ー金曜の午前6ー9時に専用バスレーンを設定する。300路線(パンダン・インダからルブ・アンパンまで)、303路線(タマン・ムリアジャヤからルブ・アンパンまで)のバス合計34台が利用対象となる。

ムハンマド・ヤズリン・サリジ最高経営責任者(CEO)は声明で、専用バスレーンの設置により、バス運行がスムーズになり、自家用車と比較して移動時間を最大20分短縮できると言明。ジャラン・アンパンの深刻な交通渋滞の解消に役立つことを期待しているとし、アンパン近隣住民にバス利用を勧め、公共交通機関を主要な移動手段にしたいと述べた。2階建てバスは合計110人を収容できるため自動車50台以上に相当し、バス利用促進が渋滞緩和につながるとしている。バス乗り場まで自家用車を利用したい場合には、軽便鉄道(LRT)アンパン駅に設置されている立体駐車場が1日4.3リンギで利用可能となっているという。
(マレー・メイル、ベルナマ通信、6月30日)