【クアラルンプール】 金融大手のCIMBバンクおよびCIMBイスラミック・バンク は、プトラジャヤのIOIリゾートシティにあるIOIシティ・タワーズに、同行として初の試みとなる、環境と社会的包摂への配慮を設計と運営にシームレスに組み込んだ支店を開設した。

環境に配慮した建造物評価「グリーン・ビルディング・インデックス(GBI)」に準拠したビル内にオープンしたもので、「持続可能な金融」という目標の下、環境・社会・企業統治(ESG)に取り組み、グリーン住宅融資、電気自動車(EV)融資、太陽光発電システム融資、ESG金融商品、B40(下から40%の低所得者層)向け融資、環境に配慮した預金などを扱う。CIMBは、持続可能な金融商品一式を提供する国内初の銀行として、顧客が持続可能な取り組みをより容易かつやりがいのある形で導入できるよう尽力しているという。

CIMBの消費者金融・デジタルバンキング部門のエフェンディ・シャフル最高経営責任者(CEO)は、銀行業務とは、単に商品やサービスを提供するだけでなく、顧客の要望を先取りし、あらゆる接点で最高の体験を提供することだとし、CIMBでは、社会のすべての人々が、金融サービスをシームレスかつ便利に利用できるようにするため、アクセシビリティを向上させ、支店網のデジタル化や機能強化を継続していくと述べた。
(ザ・サン、ザ・スター電子版、8月7日)