【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア味の素の第3四半期(2023年10ー12月)の売上高は、前年同期比16.8%増の1億7,079万リンギ、純利益は約6.4倍の1,465万リンギに達した。

同社が2月29日付けでブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、コンシューマ事業部の売上高は前年同期比8.8%増の1億2,800万リンギ、産業事業部門の売上高は同50.3%増の4,280万リンギと共に好調だった。「味の素」の販売量増加と、国内・輸出市場における販売価格の改定が増収に寄与した。純利益も売上高の増加と主要原材料費の減少により増加した。

2023年4ー12月の売上高は、前年同期から8.5%増の4億8,368万リンギ、純利益は約8.5倍の3,721万リンギとなった。

マレーシア味の素は今後の見通しについて、地政学的な紛争、世界的インフレ、生活費の高騰が国内の消費者や企業に影響を及ぼしているため、状況を注視した上で必要に応じて戦略の見直しを行っていくとしている。