ベルジャヤエア、全席ビジネスクラス機「ハイライン」を就航

【スバン】 チャーター便運航のベルジャヤ・エアは20日、ターボプロップ双発旅客機「ATR72-600」の全席ビジネスクラス仕様機「ハイライン」を初披露した。

世界初となる「ハイライン」は、標準70席のところを26席まで減らし、全席ビジネスクラス仕様にした。購入価格は改装費込みで約2,800万米ドル(約1億1,500万リンギ)。同社はさらにもう1機を発注済みで、10月末までに納入される予定。既存のATR42ー500型機とATR72ー500型機から、燃費効率の高いハイラインに順次切り替えることで、燃料価格の高騰に対応する方針だ。

まず5月22日のスバン空港―レダン島(トレンガヌ州)路線に導入し、1日4―6便を運航する。2機目の就航後は1日約10便に増便する計画。

ベルジャヤ・エアは2010年代以降、プレミアム・チャーター戦略を強化。現在レダン島のほか、タイ・サムイ島とインドネシア・メダン(スマトラ島)にも就航しており、予約率は約60%に達しているという。このほか国内ではランカウイ島に加え、ペカンバル(スマトラ島)、バタム島というインドネシアなどへの拡大を検討。ベルジャヤ系列のリゾートとも提携し、パッケージプランなどの拡充を進める方針だ。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、5月20日)

LRTケラナジャヤ線、30年末までに新型車両26編成を導入

【ペタリンジャヤ】 首都圏軽便鉄道(LRT)ケラナ・ジャヤ線は、2030年末までに新型車両26編成が導入される計画だ。鉄道運営会社ラピッド・レールLRT部門のノル・アズミ・モハマド・ユソフ最高執行責任者(COO)が20日、記者会見で明らかにした。

計画では、2029年に最初の車両が到着。その後、既存の車両と順次置き換えを進め、2030年末までに更新を完了する。2031年には新型車両での運行を全面的に開始する予定だ。

新型車両の導入は、同線の運行信頼性向上と、乗客需要への対応を目的とした長期改善計画の一環。ケラナ・ジャヤ線の平日の1日あたり平均利用者数は現在、28万9,282人。4月の乗車率は109%となり、年間成長率は11.5%と見込まれている。

また同線で今月、運行トラブルが相次いで発生したことについて、ノル・アズミ氏は「車両の老朽化も一因ではあるが、現在進行中の改修工事に伴う一時的な不安定性によるもの」と説明。「確かに既存の車両の中には30年近く経過しているものもある。新型車両の導入までは、点検頻度を引き上げ、早めの部品交換を実施していく」と強調した。

同線では、12日にはパサ・セニ駅とKLセントラル駅の間で、バッテリーケーブルの溶損が原因とみられるシステム障害が発生。18日にもケラナ・ジャヤ駅付近で、リニア誘導モーター(LIM)の故障により運行が中断された。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ビジネス・トゥデー、フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、5月20日)

補助金なし「RON95」4.07リンギに引き上げ、21日から

【クアラルンプール】 財務省は20日、21―27日の1週間の燃料小売価格を発表。レギュラーガソリン「RON95」の補助金なし価格は、前週の1リットル当たり3.87リンギから20セン引き上げられ、4.07リンギとなった。

燃料補助金制度「ブディ・マダニ」適用外のハイオクガソリン「RON97」の価格も15セン引き上げられ、前週の4.70リンギから、4.85リンギとなった。

半島部のディーゼルの小売価格についても10セン値上がりし、「ユーロ5 B10」および「B20」が4.97リンギ、「ユーロ5 B7」ディーゼルは5.17リンギとなった。

「RON95」の補助金付き価格は1.99リンギ、サバ州、サラワク州、ラブアンにおけるディーゼル燃料の小売価格は2.15リンギでそれぞれ引き続き据え置く。

今回、全ての燃料価格が上昇した。財務省は「原油価格は1バレルあたり110米ドルを超え、紛争前の70米ドルから約60%上昇した」と指摘。さらに「短期的な紛争解決の兆しが見られず、物流コストと保険料も上昇したことが、燃料価格にも影響している」と説明している。
(ビジネス・トゥデー、フリー・マレーシア・トゥデー、ポールタン、5月20日)