【クアラルンプール】 寿司チェーン「エンパイア・スシ」は2029年3月までの3年間に56店舗を新規出店し、全国約200店舗体制に拡大する計画だ。運営会社のエンパイア・プレミアム・フードは23日、今後3―5年間でさらに150店舗を出店できる余地があるとの見方を示すなど、積極的な拡大方針を明らかにした。

エンパイア・スシは今年3月末時点で143店舗で、前年の122店舗から拡大。またマレーシア・イスラム開発局(JAKIM)からハラル(イスラムの戒律に則った)認証の取得も2021年から順次進めており、132店舗が取得済みだ。

同社は今年4月にブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)メイン市場に上場。出店を加速させており、6月末までにはさらに8店舗増やし、持ち帰り(グラブ・アンド・ゴー)型133店舗、イートイン併設型18店舗の計151店舗となっている。

1店舗約200―2,000平方フィートという柔軟な展開も特徴で、ショッピングモール以外に、交通ハブなどにも展開。来年3月までにモール内に23店舗の出店を見込むほか、現在1店舗のみの空港施設内での展開を、来年には5―7店舗まで拡大する可能性があるという。また地域的には、東マレーシアへの出店も強化する。

ニコール・リム最高経営責任者(CEO)はこの日開かれた年次株主総会で、「重要なのは店舗数以上に、各店舗が収益を上げられるかどうかだ」と強調。新規出店に際しては立地や需要を慎重に評価していくとした。さらに、将来的にはエンパイア・スシ以外の飲食(F&B)ブランドの買収も機会があれば検討する考えを示した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、エッジ、9月23日)