F1の他国との連携開催も検討、政府が11月末までに評価報告

【クアラルンプール】 政府は、F1(フォーミュラ1)選手権を他国と連携して数年おきに開催する可能性を検討している。モハメド・タウフィク・ジョハリ青年スポーツ相が15日、下院で明らかにした。

政府はこれまでに、省庁横断型の「F1評価委員会」を設置。開催にかかる費用や投資収益率(ROI)、経済的効果、インフラの整備状況などの評価を進めており、11月末までに報告書をまとめる予定という。報告書はその後、閣議に提出され、F1のマレーシア復帰について最終判断が行われる見込みだ。

モハメド・タウフィク氏は青年スポーツ省が同委員会を主導すると説明したうえで、他国との連携開催案について「まだ初期段階」とした。さらに「F1の開催には多額の費用がかかるため、他のスポーツ分野への予算配分に悪影響を及ぼすことなく、十分な収益を確保できるかどうかなど、多角的に検討する必要がある」と強調した。

政府は、2―4日にセランゴール州セパン・インターナショナル・サーキット(SIC)で開催された「ガルフエア・バーレーン・グランプリ」の経済効果を、約9億5,000万リンギと見込んでいる。
(ビジネス・トゥデー、フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、ベルナマ通信、10月15日)

DeNA、マレーシアで生活習慣病の予防モデルを実証へ

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 ディー・エヌ・エー(DeNA、本社・東京都渋谷区)は13日、マレーシアにおける「予防医療モデル」実証事業が、経済産業省の補助金事業に採択されたと発表した。

同社によると、マレーシアでは成人の約16%が糖尿病とされ、医療費の上昇が企業の医療給付を圧迫するなど、国家的課題となっている。またDeNAはグループ会社を通じ、自治体や健康保険組合向けにデータヘルスソリューションを開発・提供してきた。今回の実証事業では、こうした知見・技術を生かし、日本で実績のある生活習慣病の重症化予防プログラムをマレーシアに導入。現地の医療関連データに人工知能(AI)を適用して将来のハイリスク者を予測し、実効性と商用性を検証する。

採択されたのは、同省の令和7年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)。海外企業と共同で行う事業化調査や実証実験などを支援する制度で、採択結果は6月に公表された。

第3四半期のGDP成長、速報値はプラス5.3%=統計局

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 統計局は16日、2026年第3四半期(7―9月期)のマレーシア国内総生産(GDP)成長率の速報値を発表。前期(4ー6月期)のプラス6.0%からプラス5.3%に鈍化すると予測した。正式発表は11月18日を予定している。

鉱業・採石業が前期のプラス9.2%から4.9%のマイナス成長に転じたが、そのほかは製造業、サービス業、建設業、農業がそれぞれプラス成長となった。鉱業・採石業は原油およびコンデンセートの生産減少が影響した。

製造業は前期のプラス7.3%からプラス7.5%に加速。輸出指向型産業、特に電気・電子・光学製品や石油・化学・ゴム・プラスチック製品が成長を支えた。
サービス業は、前期のプラス5.9%からやや減速したものの、プラス5.4%の堅調な成長を維持。卸売・小売業、情報・通信業、金融・保険業のサブセクターが成長を支えた。

建設業は前期のプラス6.5%は下回ったものの6.0%と緩やかな成長となった。非住宅用建物および専門建設活動に支えられた。

一方、農業は主にアブラヤシおよび畜産部門の生産量増加が貢献し、前期のマイナス3.7%からプラス1.3%に改善した。