ノースポート、過去最高となる取扱貨物量1140.5万トンを達成

【クアラルンプール】 コングロマリットのMMCグループ傘下で、セランゴール州クラン港で港湾サービスを提供するノースポート(マレーシア)は、2023年通年の在来貨物取扱量が過去最高となる1,140万5,000トンに達したと発表した。

前年比では2.6%増加した。世界経済の低迷にかかわらず、一般貨物が9.5%増加し、バルク貨物(ドライバルクやリキッドバルク)も増加した。RORO船(トラックが貨物を積載したまま運搬できる貨物船)部門では、電気自動車(EV)の取り扱いが大幅に増加した。2023年10月には、月間取扱量でそれまで最高値だった2022年5月の108万トンを上回る、過去最高の113万トンを達成した。

アズマン・シャー最高経営責任者(CEO)は、クラン港では土地が不足している状態だが、生産性の向上とプロセス改善によってそれを補うことができたと説明。新記録の達成は、2023年12月の港湾業務開始60周年記念式典と合わせ、ノースポートにとり特別な意味を持つと述べた。
(ザ・スター、1月5日、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、1月4日)

ペナンの計画断水で工場が操業停止へ、数百万リンギ損失の恐れ

【ジョージタウン】 ペナン水道公社(PBAPP)が1月10-14日に大規模断水を計画していることを受け、マレーシア製造業者連盟(FMM)は4日、ペナン州内の多くの工場が操業停止を余儀なくされるとの見方を示した。数百万リンギの損失が出ると懸念されるという。

断水はスンガイ・ドゥア浄水場でのバルブ交換作業と、主要パイプライン数カ所での修理作業のためのもので、州内85%の地域への給水が停止される。

FMMペナン支部のリー・テオンリー支部長は、食品、化学、金属加工、研磨、メッキなど、大量の水を使用する工場が操業できなくなるとし、貯水槽の水はトイレや食堂用でそれも1-2日分しかなく、たとえ巨大な貯水タンクを有していても、タンクの水容量は工場操業1日分程度の量に過ぎないと説明。ペナン支部の会員企業500社だけではなく、消費者60万人も影響を受けると述べた。会員企業の大半は10、11日の両日、操業を停止するとしている。

リー支部長は、「2日間の操業停止は損失や出荷遅延を引き起こし、それを補うための残業も必要となるため、生産コストが上昇することになる」と述べた。PBAPPに対し断水に関する会議設定を依頼したが、反応がなかったという。可能な限り迅速な給水再開を望んでいるとしている。
(ザ・スター電子版、マレー・メイル、1月4日、ベルナマ通信、1月2日)

海帆、ジョホールのデータセンター建設でコンサル契約を締結

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】  再生可能エネルギーと飲食事業に携わる海帆(本社・愛知県名古屋市)は4日、ジョホール州ジョホールバルに拠点を構えるロン・モーティブ(M)との間でコンサルティング契約を締結すると発表した。

ロン・モーティブが同州イスカンダル・プテリで開発・建設予定の大規模データセンターの再生可能エネルギー化、ISO(国際標準化機構)規格の取得、環境・衛生・安全(EHS)管理および環境・社会・企業統治(ESG)活動に対するコンサルティングを行う。

海帆は、太陽光発電のソーラー99(本社・東京都品川区)との間で業務委託契約を締結し、コンサルティング面での協力を仰ぐ。コンサルティング契約および業務委託契約の契約期間はともに同日から3月末まで。コンサルティング費用は1億円で、そのうち約8,000万円をソーラー99へ支払う計画だ。

クラウンプラザホテル、KL中心部にオープン

【クアラルンプール】 英インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)は、ユク・トゥン・プロパティーズと提携し、クアラルンプール(KL)中心部に5つ星ホテル「クラウンプラザ・クアラルンプール・シティセンター(KLCC)」をオープンした。

客室数は320室。著名建築デザイン事務所GAグループによる洗練されたデザインが特徴。ロビーラウンジは、コワーキング機能も有しており、短時間のミーティングや個人作業に適したスペースを提供している。総面積1万2,000平方フィートで最大450人が収容可能な会議室(全7室)、屋上プール、ダイニング、フィットネス・センター、コワーキング専用ラウンジも備える。

IHGはかつてKL中心部に「クラウンプラザ・ムティアラKL」を構えていたが、超高層ビル建設計画のため同地を立ち退いていた。ペナンにも昨年「クラウンプラザ・ペナン・ストレーツ・シティ」をオープンしている。
(ザ・スター電子版、1月3日)

2023年の交通事故数は60万件、死亡事故は1.2万件

【クアラルンプール】 マレーシア警察によると、2023年の交通事故数は59万8,635件で、そのうち死亡事故は1万2,417件だった。

死亡事故以外の重大事故は2,331件、軽微な事故が2万8,511件で、残りは車両のみの物損事故だった。

州・地域別に見ると、交通事故発生件数はセランゴール州が17万3,129件と最多で、これに▽ジョホール州(8万7,370件)▽クアラルンプール(7万2,701件)ーーが続いた。セランゴール州は交通事故死者数でもワーストの2,092人。これにジョホール州の2,010人、ペラ州の1,321人が続いた。
(ポールタン、1月3日、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ベルナマ通信、1月1日)

2022年時点で109万事業所が営業=統計局

【クアラルンプール】 統計局は12月29日、2022年時点での国内総事業所数が120万事業所に達したと発表した。

2022年時点での稼働状況を2023年4ー9月に調査した「2023年経済センサス」によるもの。全事業所の86.6%にあたる109万事業所が営業中で、4.9%が営業を停止しており、8.5%が非営業状態だった。

営業中の109万事業所のうち、サービス業が87.1%(94万9,360事業所)を占めた。次いで▽建設業が6.5%(7万1,165事業所)▽製造業が5%(5万4,484事業所)▽農業が1.2%(1万3,271事業所)▽鉱業・採石業が0.1%(1,350事業所)ーーと続いた。

サービス業では、卸売・小売業が47.0%と最も多く、次いで飲食業(14.4%)、個人サービスその他(6.8%)となった。建設業では、特殊請負が36.5%と最多で、土木(22.7%)、非住宅(22.4%)がこれに続いた。製造業では、非金属鉱物製品・基礎金属・加工製品が19.0%と最も多く、次いで木製品・家具・紙製品・印刷物(17.9%)、食料品(17%)だった。農業部門では、農作物が69.8%と最多で、次いで畜産が15.1%、水産が10%となっている。

州・地域別では、セランゴールが25.3%でトップ。次いでクアラルンプール(13.8%)、ジョホール(11.4%)が続いた。
(ザ・サン、1月2日、ザ・スター、ベルナマ通信、12月29日)

国民車プロトン、昨年通年の販売台数が9.3%増

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 国民車メーカー、プロトン・ホールディングスは、2023年通年の販売台数(輸出含む)が15万4,611台に達し、前年比9.3%増となったと明らかにした。

販売台数が前年を上回るのは5年連続。2012年以降では最多となった。メーカー別では、ダイハツ系プルサハアン・オトモビル・クドゥア(プロドゥア)に次いで、5年連続となる販売台数2位。2023年のマレーシアの市場総需要量(TIV)は79万4,948台と見込まれることから、シェアは推定19.4%となった。

車種別では、▽ペルソナ▽アイリス▽イゾラ▽サガ――の4車種の需要回復が昨年の売上成長を後押しした。ベストセラーはAセグメントセダン「サガ」で、2012年以降で最多となる7万184台に達した。2022年に半導体チップ不足に悩まされたBセグメントセダン「ペルソナ」及びBセグメントハッチバック「アイリス」は、それぞれ48.9%、33.8%増の2万4362台、7,639台に回復。昨年で生産を終えたCセグメント多目的車(MPV)「イゾラ」 も、4.6%増の4,473台となった。

X シリーズのスポーツ車(SUV)も好調を維持。BセグメントSUVの「X50」は3万1,829台、DセグメントSUV「X90」は4,815台、CセグメントSUV「X70」は1万1,200台となった。

ドラッグストアのケアリング、エクスチェンジTRXに店舗を開設

【クアラルンプール】 ドラッグストア運営のケアリング・ファーマシーは同社初となるコンセプトストアをクアラルンプール(KL)の国際金融地区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」の「エクスチェンジTRX」にオープンした。

複数のセクションに分かれており、処方箋カウンターでは、薬剤師による処方、投薬、栄養相談サービスを提供する。サプリメント・コーナーでは、サプリメントやヘルスケア製品を、健康食品コーナーでは、オーガニック製品、栄養食品などの健康食品を取り揃える。ビューティー&パーソナルケア・コーナーでは、有名ブランドのスキンケア、ヘアケア、ベビーケア、家庭用品を扱う。グリーンプラネット・コーナーでは、日本の先端技術を活用した土を使わない観葉植物などを中心に販売する。診断コーナーでは、血圧検査や血糖値検査など、無料健康診断を実施する。糖尿病管理・体重管理プログラムを提供する身体分析コーナー、敏感肌専門のヘルス&スキンケアステーションなども備える。環境に配慮した取り組みとして、シャワージェル詰め替えパックの販売や不要薬・期限切れ薬の廃棄受け付けなども行う。営業時間は午前10時ー午後10時。

ケアリングはセブン・イレブン・マレーシア・ホールディングスの傘下にあったが、昨年7月、セブン・イレブンがBIGファーマシー・ヘルスケアへの売却を発表。12月にはケアリングの株式75%のBIGファーマシーへの売却を完了している。
(ボルネオポスト、1月2日)

NSKグローサー5号店、サミットUSJにオープン

【クアラルンプール】 スーパーマーケットのNSKグローサーは、セランゴール州スバンジャヤのサミットUSJショッピングモールに新店舗をオープンした。

NSKグローサーは、クアランプールにクイル・シティ・モール店とベルジャヤ・タイムズ・スクエア店、セランゴール州にパラゴン・ポイント・ショッピング・センター店とスリー・ダマンサラ店を構えており、新店舗は5店舗目となる。

新店舗名は「サミットUSJ店」。LGフロアで約4,645平方メートルの面積を占め、肉や野菜、果物などの生鮮食品や食料品、家庭用品などを幅広くリーズナブルな価格で提供する。営業時間は午前10時から午後10時まで。オープンを記念して割引キャンペーンも実施している。

サミットUSJショッピングモールは6階建てで、賃貸可能面積は7万4,322平方メートル。小売店、飲食店が約600店舗入居している。1,952台の駐車場を備えており、近隣には13階建てのオフィスタワー「メナラ・サミット」や19階建てのホテル「サミット・ホテル」もある。シャアラム高速道路(KESAS)や新パンタイ高速道路(NPE)、ダマンサラープチョン高速道(LDP)からアクセスしやすい立地となっている。
(ザ・スター電子版、12月22日)

レクシス、KLとポートディクソンで新ホテル2軒を開設へ

【クアラルンプール】 ホテル運営のレクシス・ホテルズ&リゾーツは、マレーシア国内にホテル2軒をオープンする計画を明らかにした。合計での推定総開発価値(GDV)は約12億2,000万リンギ。

チュー・シオックチェン社長によると、クアラルンプール(KL)市内中心部に7億2,000万リンギの高級ホテル「インペリアル・レクシスKL」、ネグリ・センビラン州ポートディクソンに5億リンギの水上ヴィラ「レクシス・ハイビスカス2」を開発する。

「インペリアル・レクシスKL」では、KLのホテルでは初の試みとして、全客室(275室)にプライベートプールを設置する。「レクシス・ハイビスカス2」は、同社が運営する水上ヴィラ「レクシス・ハイビスカス」に隣接しており、客室数は1,000以上で、各ヴィラにプライベートプールを設置する。

チュー社長は、「インペリアル・レクシスKL」はまもなくオープン、「レクシス・ハイビスカス2」も5年以内に完成する予定だと説明。「レクシス・ハイビスカス2」の開発により、毎年約40万人の観光客がポートディクソンを訪れることになり、年間2億4,000万リンギの収益が見込まれるとした。

マレーシア政府観光局(ツーリズム・マレーシア)によると、国内観光セクターは2024年に完全回復する見込みで、航空便の拡充や、中国とインドからの旅行者に対して最長30日間のビザなし滞在を認めたことから、海外からの観光客数はパンデミック前の水準を上回る見通し。実際、2023年1ー9月の観光客数は1,440万人に達しており、2023年の通年予想を当初予想の1,610万人から18.6%増の1,910万人に上方修正している。
(ザ・サン、1月3日、ベルナマ通信、1月2日)