バティックエア、KLー韓国・仁川間でデイリー便を運航開始

【クアラルンプール】 航空会社バティック・エア(旧称・マリンド・エア)は23日付けで、クアラルンプール(KLIA)ー仁川線を就航した。

使用機材は、180人乗りのボーイング「737-8MAX」型機。デイリー運航で、運航スケジュールは、KLIA発が午後10時30分、仁川着が翌午前6時。仁川発は午前7時、KLIA着が午後12時50分。就航記念キャンペーンとして、KLIA発エコノミークラスが片道389リンギから、仁川発エコノミークラスが10万ウォン(357リンギ)からの割引価格が提供される。運賃に含まれる受託手荷物は20キログラムまでとなる。

バティック・エアと親会社のライオン・エア・グループのグループ戦略ディレクターである、チャンドラン・ラマ氏は、仁川への就航を喜ばしく思うとともに、ポップカルチャー、エンターテイメント、音楽、テレビドラマ、映画、料理など、韓国の文化経済は世界のみならず、多くのマレーシア人の関心も集めており、本路線の需要は高いと言明。また、マレーシア人のみならず、韓国人観光客のマレーシア訪問における利便性が高まると述べた。
(ザ・スター、6月26日)

ウェブバイツ、小売業向けソリューション体験センターを開設

【クアラルンプール】 販売時点情報管理(POS)などの小売業向けソリューションを手がけるウェブ・バイツは、セランゴール州ペタリンジャヤに「ジルネックス・リテール・テック・エクスペリエンス・センター」を開設した。

同社がPJオールドタウンにおいて運営するカフェ「ワンダーズ」内にオープンしたもので、セルフサービス注文キオスクや、アイパッドPOS、レストラン向けの待ち行列管理システム、キッチン用ディスプレイ・システム、無線周波数識別 (RFID) リーダーを内蔵した小売棚など食品・飲料(F&B)業者向けに特化した幅広い商品を体験できる店舗となっている。

オーイ・ブンシェン最高経営責任者(CEO)は、実際に運営しているカフェや小売店舗内でエクスペリエンス・センターを設置することで、小売業者は実際にどのように作動しているのかを確認したり、直接テクノロジーを体験したりできるとした上で、ショッピングとダイニングを組み合わせた、ハイブリッド店舗などの成長をサポートすることができるとコメント。また同センターを、小売技術のテストベッド(新技術の実証試験に使用されるプラットフォーム)としても活用していくと明らかにした。

開設式典に臨席したマレーシア小売チェーン協会(MRCA)のケン・プア副会長は、今年通年の小売業の成長率について、推定平均成長率である9%を上回り、2桁台になるとの見解を示した。
(ザ・サン、6月26日、ベルナマ通信、6月23日)

下期の電気料金、大量消費世帯で増額も産業部門は減額へ

【プトラジャヤ=マレーシアBIZナビ】 ニック・ナズミ天然資源環境気候変動相は23日、今年下期(7ー12月)のマレー半島における電気料金について、消費量が月1,500キロワット時(kWh)、月額708リンギ以上の世帯に対し、1kWhあたり10センの割増料金を設定すると発表した。

ニック大臣によると、対象となる世帯に対しては1kWhあたり2センの割戻金も廃止されるため、電気料金は月額187リンギ(25%)増加することになる。セランゴール州、クアラルンプール、ジョホール州、ペナン州を中心に居住する8万3,000世帯が対象となるが、全体のうち1%に過ぎないという。なお割増料金が発生するのは1,500kWhを超えた月のみで、月1,500kWh未満となった場合には引き続き2センの割戻金が提供される。

一方、産業部門の中・高電圧契約(大規模電力利用者)を対象とした割増料金は1kWhあたり20センから17センに減額し、上下水道事業者に対しても20センから3.7センまで引き下げる。中・高電圧契約の場合には、電気料金が月額28ー35%引き下げられることになるという。中小企業など、低電圧契約の場合は、3.7センのまま据え置く。

ニック大臣は、平均燃料価格が低下したものの、石炭の平均価格は依然高止まりしていることから新たな電気料金体系を決定したとし、上期には価格上昇の影響を抑えるための補助金として約107億6,000万リンギを割り当て、下期にも52億リンギを割り当てる予定だと述べた。

マレーシア経営者連盟(MEF)は、下期の電力補助金52億リンギについて評価し、この補助金がなければ、レストラン、小売店、パン製造、小規模作業、農業・畜産業、植木業などに携わる零細中小企業(MSME)は、電気料金の値上げで負担を強いられることになっていたと述べた。MSMEの事業回復を支援し、労働市場の安定化を支援することが重要だとしている。

一方、サラワク州のアバン・ジョハリ首相は、サラワク州は水力発電ダムによる発電能力を有するため、電気料金の値上げは計画していないと述べた。値上げは投資誘致や請負業者に対し悪影響を与えるとし、ラワスのトゥルサン・ダムやカピットのバレ・ダムのような水力発電ダム数を増やすことで電力供給源を確保できると述べた。

ボルネオ島初の大規模データセンターをサラワクに設立へ

【クアラルンプール】 ボルネオ島初の大規模データセンターがサラワク州のコタ・サマラハンに開設される計画だ。

サラワクを拠点とするTSGグループとシンガポールの技術パートナーであるサイクレクト・グループが参加する企業連合体フューチャーデータが運営主体となる。フューチャーグリーン地区の複合開発タウンシップに建設され、受電容量は200メガワット(MW)。カーボンニュートラルかつエネルギー効率の高い技術を活用する。入居企業の要望に添った設備を設計・建設・運営するビルド・トゥ・スーツ方式を導入し、国際企業の多様なニーズに応じてカスタマイズを行う。

TSGグループのクリス・チュン最高経営責任者(CEO)は、フューチャーグリーン地区は、医療や教育施設、クチン近郊でのセカンドハウスを求める外国人居住者向けの高級住宅などがグリーンインフラにより運営されるもので、循環型経済を実現し、各家庭でグリーンエネルギーを生産して電力網に戻すことを目指しているとコメント。サラワク版のグリーンなライフスタイルに向け、考え方や行動の変革が必要だと述べた。
(マレー・メイル、ボルネオポスト、6月22日)

MM2Hの申請数は増加、条件厳格化に関わらず=内務相

【クアラルンプール】 サイフディン・ナスシオン内務相は22日、外国人の長期滞在を奨励するマレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)プログラムについて、条件の厳格化にも関わらず申請件数が増加していると明らかにした

連邦政府は2021年10月に海外収入や銀行預金額の大幅引き上げや年間90日間のマレーシア滞在義務を課すなど、MM2Hの申請条件を厳格化している。

サイフディン内務相は、収入や預金額などの条件の厳格化は質の高い申請者を集めるためのもので、現時点で1,800ー1,900件の申請を受け付け、そのうち800件が承認されたと言明。承認を得た時点で100万リンギを口座に入金する必要があるとした。以前はMM2H申請のほとんどがバングラデシュからのものだったが、条件厳格化以降にはイギリス、日本、シンガポールからの申請者が増えたとしている。
一方、昨年10月に導入した、富裕層誘致を目的とする長期滞在ビザ「プレミアム・ビザ・プログラム(PVIP)」については、目標未達であるため再評価を行うとした。廃止までは行わず、見直しにとどめるとしている。

PVIPは国交のない国を除くすべての国の富裕層を受け入れるもので、最長20年間のマレーシア滞在が可能となり、滞在中の不動産購入や投資、事業運営なども許可される。マレーシア国外の収入が月4万リンギ以上あるいは年48万リンギ以上の個人(年齢不問)を対象としており、銀行口座残高100万リンギが必要となっている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、6月23日)

今年第1四半期の外国人観光客数は450万人=観光芸術文化省

【クアラルンプール】 観光芸術文化省(MOTAC)によると、今年第1四半期(1ー3月)にマレーシアを訪問した外国人観光客は450万人となり、その大半は東南アジア諸国連合(ASEAN)地域からの観光客だった。

カイルル・フィルダウス副観光芸術文化相は、この勢いが続けば、MOTACが掲げる「年内に外国人観光客1,610万人」という目標を達成できる上、490億リンギ以上の観光収入が期待できると述べた。

カイルル副相は、観光客数増加には中国などの国境再開が寄与しているとし、マレーシア政府観光局との緊密な協力を通じ、観光客誘致に向けた多くのプログラムや取り組みを実施しているとコメント。ASEAN諸国以外にも、中東、中国、インド、欧州からの観光客も増えており、サバ州やサラワク州などは、その自然環境により中国、台湾、韓国からの観光客を惹きつけているとしている。

新型コロナ感染拡大前は、サバ州を訪れる外国人観光客のうち中国人観光客が大半を占め、2019年には59万8,566人となっていた。
(マレーシアン・リザーブ、ベルナマ通信、6月22日)

UMWトヨタ、新型MPV「イノーバゼニックス」を発売

【クアラルンプール】 UMWトヨタ・モーター(UMWT)は、多目的車(MPV)「イノーバ」の3代目となる「イノーバ・ゼニックス」を発売した。

「イノーバ・ゼニックス」は、インドネシアからの輸入完成車(CBU)で、外観デザインがスポーツ車(SUV)風のスタイルとなっているのが特徴となっており、独自開発のトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)の「GA-C」プラットフォームを採用した。排気量2.0リットル自然吸気ガソリンエンジン搭載の「2.0V」および2.0リットルのガソリンエンジンとモーターを搭載するハイブリッドの「2.0HEV」の2バリアントを用意。「2.0V」は最高出力174PS/6,600rpm、最大トルク205Nm/4,500-4,900rpmを発揮する。「2.0HEV」のガソリンエンジンは単独で152PS/188Nm、モーターは206Nmを発揮し、システム総出力は186PSとなる。予防安全パッケージ「トヨタ・セーフティ・センス(TSS)」の最新版であるTSS3.0を搭載し、車体カラーはともに全5色。保険なしの価格は「2.0V」が16万5,000リンギ、「2.0HEV」が20万2,000リンギ。5年間走行距離無制限のメーカー保証および「2.0HEV」にはバッテリーパックを対象とした走行距離無制限の8年保証が付属する。

UMMTは、2021年2月に発売した2代目「イノーバ」についても、「イノーバ・ゼニックス」と並行して販売を継続するとしている。
(ポールタン、6月22日、トヨタマレーシア発表資料)

HSSとインデックスストラテジー、優先パートナー契約を締結

【クアラルンプール】 エンジニアリング・プロジェクト管理コンサルのHSSエンジニアズは、官民連携(PPP)プロジェクト管理に携わる日本企業インデックスストラテジー(本社・東京都港区)との間で、優先的パートナーシップ協力に向けた覚書(MoU)を締結した。

両社は、東南アジア諸国連合(ASEAN)、インド、中東・北アフリカ地域などでのインフラ整備事業において協力する。HSS子会社のHSSエンジニアリングとインデックスストラテジーは、交通、水資源、公共インフラ分野におけるPPP投資を通じて、スマートシティ、病院、大学、公共住宅などの社会・土木インフラ整備事業に参加していく方針だ。

インデックスストラテジーは、日本の建設業界におけるプロジェクト管理の経験を有し、公共、民間、サービス利用者の要件やニーズに応じた、様々なプロジェクトの計画、調整、実施を専門としている。ガーナ、ベトナム、フィリピンなどにもPPP事業を展開している。

HSSエンジニアリングのクナ・シッタムパラム取締役副会長は、プロジェクト管理の専門家であるインデックスストラテジーとMoUを締結することで、大量高速輸送機関や汎ボルネオ高速道路プロジェクトなど、影響力の大きい国家プロジェクトで重要な役割を果たしているHSSの専門知識をさらに活用できると述べた。

HSSは、2022年にオリエンタルコンサルタンツグローバル、八千代エンジニヤリング、自然・インターナショナルという日本企業3社と同様のMoUを締結しており、今回が4社目の提携となる。
(ザ・サン、ザ・スター、6月23日)

マレーシア人訪日者数、5月も大幅増の3万4000人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本政府観光局(JNTO)が発表した2023年5月の訪日者数統計(推計値)によると、マレーシアからの訪日者数は3万4,000人となり、前年同月比で20.8倍となったが、前月比では15.4%減となった。

JNTOによると、日本の水際規制緩和、スクールホリデーの影響等もあり、訪日外客数は大幅に増加した。また、2019年同月比ではマイナス20.2%となった。クアラルンプールー成田間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にある。

1ー5月では17万2,200人となり、前年同期比で48.1倍となったものの、2019年比では17.0%減となった。

5月の世界全体の訪日者数は、前年同月から12.9倍の189万8,900人となったものの、2019年同月からは31.5%減となった。年初5カ月では863万8,500人となり、前年同期比22.3倍、2019年比マイナス37.2%となった。

JNTOは、新たな観光立国推進基本計画等を踏まえ、観光立国の復活に向けて、観光地・ 観光産業について持続可能な形で「稼ぐ力」を高めるとともに、地方誘客や消費拡大を促進しつつ、インバウンドのV字回復を図る必要があると指摘。国内関係者が連携し、海外旅行会社等へのセールス強化や情報発信を通じた高付加価値旅行、アドベンチャートラベルの推進、ミーティング、報奨旅行、国際会議、展示会(MICE)誘致等の取組を強化していくことが求められるとした。

韓国の格安航空会社ティーウェイ、仁川ーコタキナバル線を就航

【コタキナバル】 韓国の格安航空会社ティーウェイは19日、仁川ーコタキナバル間の直行便を新規就航した。

運航機材は「B737-800」型機で定員は189人。毎日運航で、「TW169」便が仁川発18時45分、コタキナバル着23時5分。「TW170」便がコタキナバル発深夜0時5分、仁川着6時30分。

サバ州の観光・文化・環境大臣補佐官兼観光局会長であるジョニストン・バンクアイ氏は、初便でコタキナバル国際空港(KKIA)に到着した188人の乗客を空港で歓迎し、国際直行便の就航は、観光産業に利益をもたらし、またサバ州の経済成長を促進するとコメント。接続性を強化することで、より多くの訪問者がサバ州の自然や文化遺産を体験でき、雇用機会の創出や持続可能な開発にもつながると述べた。

サバ州観光局によると、今年1ー4月の韓国人訪問者数は6万8,685人。サバの島々、ビーチ、ゴルフコースは韓国人観光客に人気で、ダイビングやバードウォッチングも関心を集めているという。

サバ州観光局は、韓国を含む海外観光客の誘致を目的としたイベント「アジア・ダイビング・エキスポ(ADEX)」と「アジア・バード・フェスティバル」を計画しており、「自然愛好家や冒険を求める人々にとって最高の旅行先になる」という目標の達成を目指している。

サバ州では現在、シンガポール、バンダル・スリ・ブガワン(ブルネイ)、台北、香港、広州、深セン、武漢、仁川、釜山、マニラの10都市間で、直行便が運航しており、上海航空、エアアジア、韓国ジンエアーは増便や定員の増加を予定しているという。
(マレー・メイル、6月21日、デイリー・エクスプレス・オンライン、ボルネオポスト、6月20日)