首都圏の大規模断水、完全復旧には4日かかる見通し

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 首都圏の上水サービスを手掛けるペングルサン・アイル・セランゴールは4日、汚水混入が原因で発生した大規模断水が完全に復旧するには少なくとも4日かかる見通しだと明らかにした。

断水は、スンガイ・セランゴール(セランゴール川)のフェーズ1、2、3及びランタウ・パンジャンの浄水場4カ所で原水汚染が確認されたことが原因。3日午前10時から▽クアラルンプール(KL)▽ペタリン▽クラン▽シャアラム▽クアラセランゴール▽フルセランゴール▽ゴンバック▽クアラランガット——の8地域、合計1,292地区で断水が発生している。

MM2Hプログラム、サラワク州が独自継続へ

【クアラルンプール】 凍結中の外国人の長期滞在を奨励する「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)」プログラムについて、サラワク州政府は独自に継続していく考えだ。
同州アブドル・カリム・ラーマン・ハムザ観光芸術文化青年スポーツ相は、同州には独自の移民政策があると強調。サラワク州独自の「S-MM2H」を継続して参加者誘致を目指すとした上で、9月1日より延長された新たな復興のための行動制限令(RMCO)の要件を遵守することでサラワク州政府を経由して申請することができるとした。
カリム氏によると、S-MM2Hプログラムに1,000人の新規参加者が見込まれ、2030年までに834万リンギの収益、3,100万リンギの投資を見込んでいる。2007年から2019年にかけ同州では1,240人を受け入れた。
連邦政府・観光芸術文化省は8月、同相及び関係機関が同プログラムを包括的に見直すためにMM2Hを一時的に凍結すると発表した。他国におけるMM2Hと同様な長期滞在プログラムとの条件、優遇措置などを比較し、国際水準のプログラムに見直すことを目指すとしており、すでに申請中のものについても凍結解除後に改めて再申請する必要があるとしている。
(フリー・マレーシア・トゥデー、9月4日)

入国禁止措置、感染者数が15万人超えの国が対象に

【クアラルンプール】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は3日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が15万人を超える国を対象に9月7日付けで入国を禁止すると発表した。1日に発表された▽インドネシア▽インド▽フィリピン——の3カ国の長期滞在パス保有者を対象とした入国規制に追加される形となる。
今回追加された国は▽米国▽ブラジル▽フランス▽英国▽スペイン▽イタリア▽サウジアラビア▽ロシア▽バングラデシューーの9カ国。ただし緊急事態時や二国間会議に出席する場合など二国間の関係が関与する際は入国管理局による許可を受けた上で入国を認める。保健省が後日、感染者数15万人以上の国について詳細を発表するという。
インドネシア、インド、フィリピン——からの入国規制についてイスマイル上級相は1日、▽永住許可証(PR)▽マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)▽プロフェッショナル・ビジット・パス(PVP)▽就労パス・カテゴリー1(EP1)▽配偶者と子供▽外国人留学生——の6カテゴリーの長期滞在パス保有者を対象に入国を禁止すると発表していた。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、9月4日、ベルナマ通信、9月3日)

新型コロナ感染者が新たに11人、うち4人が国内感染

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は4日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から11人増えて9,385人になったと発表した。
新規感染者のうち7人はインド、サウジアラビア、英国からの入国者。残り4人はセランゴール州(2人)、ネグリ・センビラン州(1人)、ケダ州(1人)で感染した。新たに9人が退院し治癒者数は9,092人に増加した。死者数はゼロで128人を維持した。
保健省のノール・ヒシャム事務次官によると、8月27日ー9月10日間において事実上のロックダウン(封鎖)に相当する強化行動制限令(EMCO)が発令されいるケダ州アマンジャヤで「タワル・クラスター」に関連する感染者が検出された。保健省は既に同エリアに住む1万2,903人のスクリーニング検査を実施したが、対象範囲を広げ9,000人の追加検査を検討しているという。
9月3日時点で国内最大のアクティブ・クラスターとなっている「タワル・クラスター」は、8月1日に親族内で行った追悼式から発生した。感染者数はケダ州とペナン州で78人。うち50人は治癒したが、2人が亡くなった。現時点におけるアクティブ・クラスターは全国で13つに上る。

小売業売上高、第2四半期は30.9%減少=RGM

【クアラルンプール】 リテール・グループ・マレーシア(RGM)によると、今年第2四半期(4—6月)の小売業売り上げは新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大および行動制限令(MCO)発令の影響で前年同期比で30.9%減少した。予想の28.8%減を上回り、四半期ごとの変動幅としては1987年以来、 最大の大幅ダウンとなった。
サブセクターではデパート部門の売り上げが62.3%減少。ファッションや装飾品店舗はマイナス44.2%となった。玩具やメガネを扱う専門店の売り上げは40.9%減、イオンのようなデパート兼スーパーの店舗ではマイナス34.6%となった。
行動制限令中も営業を認められていた薬局やパーソナルケア販売店の売り上げも26.2%ダウン、スーパーやハイパーマーケットでは9.9%減となった。
第3四半期の売り上げについてRGMは、マイナス3.4%を予想。今年通年の売り上げについては、当初8.7%減を見込んでいたが、復興のための行動制限令(RMCO)が12月31日まで延期されたことを受けて、RGMはマイナス9.3%に下方修正した。
(エッジ、フリー・マレーシア・トゥデー、9月2日)

エアアジア、搭乗手続きカウンター手数料を導入

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 格安航空のエアアジアは1日、非接触型サービスを促進するため空港チェックインカウンター手数料を導入すると発表した。ウェブサイト、モバイルアプリ、空港に設置している自動チェックイン・発券機(キオスク)を使用せずカウンターでチェックインを行う場合、最大30リンギの手数料が発生する。
同手数料はマレーシア、ベトナム、ブルネイ、カンボジア、ラオス、台湾台北市および高雄市、米ハワイ州ホノルルの空港カウンターでチェックインを行う場合、国内線は20リンギ、国際線が30リンギ(または現地通貨での相当額)となる。なお▽身体の不自由な搭乗者▽オプションサービス「プレミアムフレックス」またはビジネスクラスにあたる「プレミアムフラットベッド」の利用者▽フライトの遅延やキオスクの故障など例外状況が発生した場合ーーは対象外となる。
セルフチェックインサービスについてジェーブド・マリク最高執行責任者(COO)は、効率化および利便性を向上させるだけでなく、新型コロナウイルス「Covid-19」の大流行下においてゲストとスタッフ間の物理的な接触を最小限に抑えることができるとし、非常に重要視していると述べた。

新型コロナ感染者が新たに14人、うち6人がサバ州で感染

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は3日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から14人増えて9,374人になったと発表した。
新規感染者のうち4人はシンガポールとフィリピンからの入国者。残り10人はサバ州(6人)とケダ州(4人)で感染した。新たに4人が退院し治癒者数は9,083人に増加した。死者数はゼロで128人を維持した。
インドのシバガンガイからの帰国者が関連するケダ州の「シバガンガイ・クラスター」について保健省のノール・ヒシャム事務次官は2日、クラスター内の感染者45人全員が治癒し、新たな感染者は23日間検出されていないと明らかにした。向こう5日間において新規感染者数ゼロを維持すればクラスターの消滅宣言ができるとした。
「シバガンガイ・クラスター」は、クバンパスで飲食店を営む永住者(ネザル・モハメド・サブル被告、8,937人目の感染者)がシバガンガイからの帰国後、自宅隔離の規則を破ったため従業員や顧客が次々と感染。ケダ州からペナン、ペルリス州にまで拡大した。ジトラ治安判事裁判所は8月13日、新型コロナ感染を拡散させたとしてネザル・モハメド・サブル被告に禁固20カ月、罰金1万2,000リンギを言い渡した。

レジデンストラック、9月8日より開始=日本大使館

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 在マレーシア日本大使館は2日、日本・マレーシア両国間で「レジデンストラック」が9月8日より開始されると明らかにした。「レジデンストラック」を利用したマレーシアから日本への入国手続については、準備が整いしだい日本外務省ウェブサイト上で告知する。
「レジデンストラック」は両国間で駐在員などビジネス上必要な人材交流を目的として例外的に入国を許可する二カ国間の相互システムの一つで、駐在員などの長期滞在者を対象とする。相手国との協議によって実施内容は変わるものの出発前の検査や入国後の検査、14日間の隔離。健康モニタリングなどが求められる。8月14日に訪馬した茂木敏充外相とヒシャムディン・フセイン外相の間で9月上旬に開始することで一致していた。
なおマレーシア入国が許可される者は、現在有効なパスを保持している、出入国管理局へのパス申請が承認された、又はパスが失効しているが駐在者委員会(EC)の就労承認の残余期間がある者のみ。マレーシア滞在資格を持つ日本人がマレーシアに出入国する際の申請は、9月1日以降は全てマレーシア入国管理局駐在者サービス課のオンライン申請フォーム「MyEntry」(https://myentry.myxpats.com.my)を通じて行うことになっている。

「安倍首相はビジョン持つリーダー」ムヒディン首相が評価

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 安倍晋三首相が8月28日に辞任を発表したことを受け、ムヒディン・ヤシン首相は「ビジョンを持つリーダーであり、マレーシアと日本の双方向の関係拡大における大きな役割を果たした」と評価した上で安倍首相の病状を気遣った。

ムヒディン首相は自身のフェイスブック上で、「安倍政権を通じてマレーシアと日本はより緊密な関係を築いただけでなく、多くの新しい協力の機会を模索することができた」と指摘。東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係についても、「日本との関係が彼(安倍首相)の指導の下で有意義な成果を残した」とした上で、「安倍首相の辞任はマレーシアの人々を含む多くの人々を驚かせた。安倍首相がすぐに元気になることを祈った」と述べた。

安倍首相の辞任は、中国寄りの華字紙「星州日報」や「南洋商報」も29日付けでトップで報じた。

配車「グラブ」で改造アプリ横行、客を横取り?

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 配車サービス「グラブ」の運転手の間で、先にとった予約が違法ツールや改造アプリを使用した別の運転手に横取りされるケースが起きている。グラブ運営会社も事態を認識しており、こうしたケースが起きた場合に会社に報告して欲しいと呼び掛けている。

被害を受けたある運転手によると、こうした「横取り」行為は30リンギ以上の長距離で起きるという。予約を受けた直後15—30秒でキャンセル通知が送信されてくるケースが過去2カ月に4回あった。最初は単に顧客によるキャンセルだと思っていたが、他の運転手も同様な目に遭っていることが分かったという。

「グラブ」プラットフォームは、顧客や運転手の位置などのさまざまな要因に基づいて配車を決めている。「アジアワン」によると、シンガポールでもマレーシアと同様に改造アプリが使用されとみられる事例が発生しているという。