【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者が急増しているクランタン州の全域が4月29日まで行動制限令(MCO)の対象となると明らかにした。
新たにMCOとなるのは▽ジェリ▽クアラクライ▽グアムサン——の3地区で、この2週間で新規感染者が18人から112人へと83.9%増加し、レッドゾーンになっていた。すでに16日からMCO対象となっている▽コタバル▽パシルマス▽パシルプテ▽バチョック▽マチャン▽トゥンパ▽タナメラ——の7地区と合わせて29日までMCO指定となる。
一方サバ州では、ラハドダトゥの一部が5月5日まで強化行動制限令(EMCO)に指定された。EMCOについては、感染がおさまってきたサラワク州リンバンの一部が4月24日に、パハン州ペカンの一部が4月29日にそれぞれ終了する予定。