【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は24日、新型コロナウイルス「Covid-19」の変異株による感染が拡大している特定の国からの渡航者に対して14日間の隔離を義務づけると発表した。
▽英国▽南アフリカ▽ブラジル▽日本——などが対象となる見通し。また出発3日前のPCR検査受診及び陰性証明取得も義務づける。到着日を含めて隔離10日目にPCR検査を再度受診する必要がある。またマレーシア入国前に追跡アプリ「MySejahtera」を携帯電話にダウンロードしておく必要がある。
これまで海外からの渡航者に義務づけられていた隔離期間は陰性証明があれば7日間となっていた。陰性証明がない場合でも入国できたが隔離期間は10日間となっていた。
マレーシアでは4月14日に初めて伝染性の強い南アフリカ型変異株「B.1.351」が確認され、24日時点で感染者数は21人に増加していた。