【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)の申請支援の日系ステップ1マレーシア(本社・セランゴール州スバンジャヤ)は8日、同社の経営母体であるN.Sビジョン・マーケティングが、マレーシアにおける携帯型超低温冷蔵保管ボックスの販売契約をスターリングエンジンジャパン(本社・神奈川県足柄下郡)と結んだと明らかにした。
ステップ1マレーシアが発表した声明によると、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス「Covid-19」の感染症対策として様々な国・薬事メーカによりワクチンの開発が行われており、マレーシアは米ファイザー製のワクチン640万人分の購入契約を締結したことを発表した。しかし、ファイザー製ワクチンはマイナス70度の超低温保管が求められており、地方への輸送方法や街中のクリニックでのワクチン保管などワクチン接種に向けて解決する必要がある。
そのためステップ1マレーシアは、環境にも優しく小型で持ち運びも可能なAC/DC電源で稼働するスターリングエンジン技術を使用したマイナス80℃超低温冷蔵ボックスを提供することを決めた。冷蔵ボックスの提供により、マレーシア国内のコロナ感染症対策に協力することができるとの見解を示した。