【クアラルンプール】 国際マーケティング会社の仏系イプソス(Ipsos)が新型コロナウイルス「Covid-19」について2002年4月から毎月実施している調査によると、マレーシア人は新型コロナを依然として懸念しているが、昨年に比べて楽観的見方が高まっていることがわかった。
2020年9月に58%が「新型コロナウイルスは懸念事項の1つである」と答え、その後10月から2021年2月まで回答率は59ー77%で推移していた。しかし3月の調査によると61%となった。
またマレーシアでは年始と比較して精神的な健康が改善したとの回答は12%となり、アジア太平洋地域でインドの51%、中国の41%に次いで高かった。一方で「悪化した」との回答が日本は22%となり、韓国が16%、香港が7%となった。
今後の見通しについても、マレーシアで楽観視しているとの回答は68%となり、アジア太平洋地域で3番目に高かった。最も楽観的なのはインドで79%、2番目が中国で77%となった。
IPSOSマレーシアの広報担当は、マレーシア人の大多数は来年中に生活が新型コロナ流行前のように戻ることができると楽観視していると述べた。
(マレーシアン・リザーブ、4月21日)