【ペタリンジャヤ=マレーシアBIZナビ】 インドネシア・西スマトラ州で25日午前9時39分(現地時間午前8時39分)、マグニチュード6.2の地震が発生。マレーシアでも広い範囲で揺れが観測され、コンドミニアムやオフィスビルなどで住民などが一時屋外に避難するなどしたが、けが人などは出なかった。
インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)によると、震源地はスマトラ島のパラマンから南東17キロメートルの地点。津波の心配はないという。
マレーシア気象局は、公式ツイッターに「マレー半島西部、特にセランゴール、ペラ、ネグリ・センビラン、マラッカ、ジョホール州で地震による揺れを観測した」と投稿。セランゴール州消防レスキュー局(JBPM)は同日午後14時時点で、34件の緊急通報を受け、建物の点検、家族の安否確認などを要請されたという。建造物の破損や死傷者については報告されていない。
スマトラ島では、2004年12月26日に起きたマグニチュード9.3の大地震と津波が発生。マレーシアでも被害を受け、計68人が死亡した。