【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ソフトウェア開発のサイボウズ(本社・東京都中央区)は24日、マレーシア法人「キントーン・サウスイースト・アジア」を3月1日にクアラルンプールで開設すると発表した。
東南アジア初の営業拠点として、東南アジア諸国の日系企業および現地企業に向けてwebデータベース型の業務アプリ構築クラウドサービス「キントーン」の販売を強化し、2025年までに東南アジアでの「キントーン」の契約社数5,000社を目指す。
これまで、東南アジアにはサイボウズの営業拠点はなく、現地での「キントーン」の販売・営業活動に際しては、おもに現地販売代理店を通じて行っていた。しかし、これまでの販売代理店による販売・営業活動や、市場調査、マーケティング活動を通して、日系企業および現地企業からの需要の拡大が見込めると判断。マレーシア法人を営業拠点として開設し、販売・営業体制を強化することを決めた。すでに米国市場でも展開しているアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)基盤の「キントーン」を提供し、導入した日系企業・現地企業に向けて柔軟かつスピーディーなグローバル対応を実現する。
サイボウズは今後、現地スタッフも積極的に採用し、東南アジア各国の企業への販売・マーケティング活動を展開していく方針だ。また、すでに開設しているタイ駐在員事務所とも密な連携を図り、東南アジア全域のユーザー数拡大に努めるという。