【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 出光興産(本社・東京都千代田区)は20日、ジョホール州イスカンダル・プテリの複合大学施設「エデュシティ・イスカンダル」内にあるレディング大学(マレーシア)の校舎屋根に発電容量0.6メガワットの太陽光発電システムを設置し、電力供給事業を開始すると発表した。

出光が出資するシンガポール企業スカイ・リニューアブルズ・エナジーを通じて、校舎屋根上の太陽光発電システムで発電した電力を大学施設の所有者であるイスカンダル・エデュケーション・エンタープライズに供給するもの。出光によると、大規模な複合大学施設での再生可能エネルギー導入はマレーシアで初。

出光は、屋根設置型太陽光発電市場の堅調な需要伸長が見込まれているとして、マレーシアの他、シンガポールやフィリピン、ベトナムなどを中心に屋根設置型太陽光発電事業を推進している。今後も「エデュシティ・イスカンダル」でエネルギーソリューションプロジェクト推進を目指すとともに、マレーシアにおける再生可能エネルギ の開発を拡大することで、地域社会における低炭素化支援を図る方針だ。