【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】  ホンダの航空機事業子会社ホンダエアクラフトカンパニー(HACI、本社・米国ノースカロナイナ州)は26日、ビジネスジェット機「ホンダジェット」の保守を行う「フルサービス認定サービスセンター(ASC)」をマレーシアなど3カ国・4カ所に新設したと発表した。

マレーシアでは航空機整備サービスのデビエーション・テクニクス社が東南アジアを対象とするASCをセランゴール州に設置する。東南アジア地域では初のASC設置となる。「カーボンMRO」というブランド名で、軽量ジェット機、電動・ハイブリッド航空機、eVTOL(電動垂直離着陸機)を対象に、メンテナンス、修理、オーバーホール(MRO)サービスを提供する。

マレーシア以外では、米オレゴン州、カリフォルニア州および英ボーンマスの3カ所にASCを開設した

HACIは、2015年のホンダジェット発売開始以来、ホンダジェットの販売・サービス拠点を北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、日本で展開。ASCは世界で合計21カ所に設置されている。