【クアラルンプール】 ITサービスのインフォコム(本社・東京都港区)は3日、マレーシアのヘルステック企業、ヘルスメトリクスと戦略的資本・業務提携契約を締結したと発表した。

ヘルスメトリクスが持つネットワークを活用し、マレーシア・インドネシア国内の医療機関等に対し、薬剤情報システムの営業・販売活動を開始し、ヘルスメトリクスの医薬品情報を活用し、薬剤情報管理システムの品質向上につなげる。また、両社それぞれの強みを生かした新しいビジネスについても検討していくという。
ヘルスメトリクスは、マレーシア・シンガポール・インドネシアを中心に東南アジアで8,000を超える医療機関と提携し、2,500社以上の企業で導入されている従業員向け医療保険を管理・最適化するSaaSプラットフォームを提供し、医療機関や従業員への医薬品卸・デリバリー事業も行っている。

インフォコムは、日本国内の医療機関向けに展開している製品・サービスのアジア展開、アジアにおける新規事業の創出などを目的とした「アジアヘルスケア」プロジェクトを推進しており、2021年より薬剤情報管理システムの東南アジアでの販売を開始し、フィリピン・インドネシアで展開している。今後も東南アジアの有望なスタートアップ企業などとの提携を活発化させ、「アジアヘルスケア」プロジェクトをヘルスケア事業の成長につなげていく方針だ。