【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 位置情報技術を開発するオランダのトムトムは、世界56カ国・地域の389都市の交通状況を調査した「トムトム・トラフィック・インデックス」の結果を公表。渋滞が激しかった都市ランキングで、クアラルンプール (KL)は総合143位、アジア地域では22位となった。

クアラルンプールにおける、昨年の10キロメートル(km)当たりの平均運転時間は16分10秒で、前年から1分40秒長くなった。年間の平均運転時間は159時間で、そのうち75時間が渋滞中の運転時間で、渋滞時の平均速度は29キロメートル毎時(km/h)だった。

またガソリン車の年間ガソリン代は1,023リンギで、221リンギを渋滞中に消費した。年間の平均二酸化炭素排出量は833キログラム(kg)で、180kgを渋滞中に排出した計算となるという。なお、2022年でもっとも渋滞が悪化した日は4月25日で、10km当たりの平均運転時間は21分だった。

世界でもっとも渋滞が激しいのは、英国のロンドンだった。それにインドのバンガロール、アイルランドのダブリンが続き、4位には日本の札幌がランクインした。

東南アジアからは、フィリピンのマニラが9位、インドネシアのジャカルタが29位、タイのバンコクが57位、シンガポールが127位にランクインした。

日本からは、名古屋が20位、東京が22位、大阪が50位、神戸が118位となった。