格安航空のエアアジア、中国南部3都市間の新路線を就航へ

【セパン=マレーシアBIZナビ】 格安航空会社エアアジアは15日、クアラルンプール(KL)と中国の3都市、泉州(福建省)、桂林(広西省)、成都(四川省)を結ぶ新路線を就航すると発表した。これにより同社の中国間の路線数は15路線となり、運航本数は週129便になる。

エアアジア・マレーシアが6月18日から運航するKL 泉州線は水、日曜日の週2便で、KL発「AK270」便は8時20分発、泉州着が12時55分。泉州発「AK271」便は13時55分発、KL着が18時30分となっている。

同じく18日から運航するKL 桂林線は火、木、土の週3便で、KL発「AK156」便は7時20分発、桂林着が11時20分。桂林発「AK157」便は12時50分発、KL着が16時15分となっている。

長距離格安航空のエアアジアXが7月1日から運航するKL 成都線は土、日の週2便の運航で、KL発「D7320」便は9時00分発、成都着が13時40分。成都発「D7321」便は14時55分発、KL着が19時10分。7月4日以降は既存の土、日に加えて月、火、木の週3便が増強されて、KL発成都行き「D7326」便が18時00分発、成都着が22時40分。成都発「D7327」便は23時55分発、KL着が翌日4時10分となっている。

新路線の就航を記念して、日本線も含む全路線の全席を20%引きで販売するキャンペーンを5月20日まで実施する。渡航期間は6月1日ー12月14日が対象となる。

マレーシアの競争力ランキングが世界36位、アジアでは6位

【クアラルンプール】 世界知的所有権機関(WIPO)が毎年発表している、国際競争力ランキングレポート「グローバル・イノベーション・インデックス(GII)2022年版」でマレーシアは世界36位となった。

アジアのトップは韓国で世界6位。次いでシンガポール(7位)、中国(11位)、日本(13位)、香港(14位)、アラブ首長国連邦(31位)と続き、マレーシアはアジアでは6位となった。全世界ランキングではスイスが5年連続首位で、米国、スウェーデン、英国、オランダがそれに続いた。

マレーシアは、評価基準となるイノベーションの7要素のうち、市場の洗練度では26位だったが、施設で34位、人的資本と研究で38位、知識と技術のアウトプットで39位、ビジネスの洗練度で41位、創造的アウトプットで41位、インフラで51位となった。一方、所得階層別分類では、上位中所得国36カ国中、中国、ブルガリアに次ぐ3位となった。

GIIは、イノベーションに関連する81の指標に基づき、132の国・地域をランク付けしたもので、2007年以降、毎年発表されている。政策担当者のデータに基づく意思決定を支援することを目的としている。
(ワールドオブバズ、5月11日、WIPO発表資料)

マレーシアとWEF、共同で第4次産業革命センターを設立

【クアラルンプール】 マレーシアは15日、世界経済フォーラム(WEF)と共同で、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域で初となる「第4産業革命(4IR)センター」を設立した。デジタル・トランスフォーメーション(DX)やグリーンエネルギー移行などの取り組みにおける官民連携を支援する。

アンワル・イブラヒム首相は発足式で、4IRセンターの設立はマレーシアがデジタル技術を駆使した高所得国やデジタル経済における地域リーダーとなるための重要な一歩であり、インフラ強化、イノベーションの促進、全国民の生活水準向上に向けたエコシステムの構築を通じて、デジタル経済への転換を加速できると述べた。

WEFのグローバル4IRセンター網の19番目のセンターとなり、官民連携プラットフォームとして、政府、企業、市民、学術界のリーダーが集まり、協業やプロジェクトを進める場となる。政府が2021年2月に発表した、2030年までのデジタル経済促進を図る青写真「マイデジタル」の実行主体であるマイデジタル・コーポレーションが運営を担当する。

発足式には、ラフィジ・ラムリ経済相やWEFのボルゲ・ブレンデ総裁も参加した。
(ザ・サン、ザ・スター、5月16日、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、エッジ、5月15日)

ミシュランガイド、2024年版の一部を来月先行公開

【ジョージタウン】 仏ミシュラン社はレストランの評価を星の数で表す「ミシュランガイド」のマレーシア版について、通常の年1回の発表に先立ち、新たに追加されるレストラン名の一部を来月公開する予定だと明らかにした。

ミシュラン・エクスペリエンスのコミュニケーション・ディレクターであるエリザベス・ブーシェ・アンセリン氏によると、ペナンとクアラルンプールのレストランが加わる予定。星の数などの詳細についてはまだ明らかにできないが、▽食材の品質▽調理技術の習得▽味の調和▽料理におけるシェフの個性の表現▽時間やメニュー全体における一貫性ーーという5つの基準に基づき調査が行われており、最新情報の発表によりマレーシア飲食業界への注目を集めたいとしている。調査結果の発表は、ミシュランガイドの公式ウェブサイトとモバイルアプリ上で行われる予定。

ミシュランガイドは昨年12月にマレーシア版を創刊。クアラルンプールとペナンのレストランを97軒紹介し、そのうち4軒を「近くに訪れたら行く価値のある優れた料理店」である一つ星レストランに選出している。
(ザ・サン、5月15日)

休止中のKLIAエアロトレイン、来年6月までに運行再開

【クアラルンプール】 空港運営のマレーシア・エアポーツ(MAHB)は12日、クアラルンプール国際空港(KLIA)のメイン・ターミナルビルとサテライトビルを結ぶ無人列車のKLIAエアロトレインについて、予定を前倒しして2024年6月までに1路線を再開すると明らかにした。

イスカンダル・ミザル社長は、3月1日に立ち往生事故が発生したことから翌日2日よりエアロトレインの運行を休止しているが、細心の注意を払い故障対策を行っているとし、国内外の関係企業と協力の上、当初予定の2025年より前倒しをしてまずは1路線を再開させるとした。

老朽化が問題となっていたエアロトレインは、2017年9月にも故障しており、MAHBでは7億リンギを投じ新車両導入を進めている。
(ザ・スター電子版、エッジ、ベルナマ通信、5月12日)

韓国系フライドチキン「キョチョン1991」、ハラル認証を取得

【クアラルンプール】 韓国系フライドチキン・チェーンのキョチョン1991は、マレーシアのハラル(イスラムの戒律に則った)認証機関であるイスラム開発局(JAKIM)からハラル認証を取得したと発表した。韓国系フライドチキン・チェーンとしては初となる。

キョチョン1991マレーシアのテリー・ゴー最高経営責任者(CEO)によると、セランゴール州10店舗、ジョホール州とペナン州で2店舗ずつ、ネグリ・センビラン州1店舗の合計15店舗がハラル認証を取得した。

ゴーCEOは、ハラル認証はマレーシアでは非常に重要だとし、国内全店舗である35店舗がJAKIMの審査を受けており、他の店舗もハラル認証が取得でき次第発表するとコメント。2013年12月のマレーシア進出以降、ハラル認証取得は重要な目標で、数百万ドルの自動化工場への投資など、フランチャイザーによる支援があったため実現できたとした。ハラル認証を受けた工場で生産されるため、韓国と同じ味や品質で提供できるとし、ハラル認証を受けたことで、常に安全基準を順守するブランドとして認められたと述べた。

キョチョン1991では、ハラル認証取得を記念し、6月13日までの期間限定で、店内飲食、テイクアウト、ウェブ注文に対して15%の割引キャンペーンを実施している(最低利用金額なし)。
(ザ・バイブス、ベルナマ通信、5月12日)

エアアジア、フードパンダと協業で旅行サービスに集中へ

【クアラルンプール】 キャピタルA傘下のエアアジア・スーパー・アプリは12日、食品配送サービスのフードパンダと提携し、フードパンダのアプリ上で配車サービス「エアアジア・ライド」が利用可能になったと発表した。一方、エアアジアが従来展開していた食品配送事業は店内飲食予約事業に移行する。

キャピタルAのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、フードパンダという強力な食品配送企業と協力することで店内飲食予約事業に移行できるとし、今後はスーパーアプリを旅行関連サービスに集中させると述べた。また、両社はエアアジアの決済サービス「ビッグペイ」を通じた決済や、ポイントプログラムの共通化、定額制プランなどでも協力できる可能性があるとした。

フードパンダのジェイコブ・アンゲラCEOは、国内最大のブランドである2社が協業することで、全顧客に価値や多様性、利便性を提供できると述べた。
(ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズ、5月15日、エアアジア発表資料)

マレーシアの総人口、第1四半期は1.6%増の3316万人

【クアランプール=マレーシアBIZナビ】 統計局の発表によると、2023年第1四半期のマレーシアの総人口は3,316万1,500人となり、前年同期比で1.6%増加した。

男性が1,750万人、女性が1,570万人で、前年同期からそれぞれ40万人、20万人増加した。人口性比(女性100人に対する男性の数)は、111だった。
総人口のうち91.7%がマレーシア国籍で3,040万人。残り8.3%が外国人で280万人となった。

州・地域別では、セランゴール州の人口が最も多く全体の21.7%を占めた。それにジョホール州(12.3%)、サバ州(10.4%)が続いた。

出生数は11万1,604人で、前年同期比で8.9%増加した。うち男児が5万7,654人、女児が5万3,950人だった。州・地域別では、セランゴール州が18.9%を占めてトップとなり、2万1,148人となった。

死者数は4万7,767人で、前年同期から11.7%減少した。男性が2万7,357人、女性が2万410人。州・地域別では、セランゴール州が15.85%を占める7,548人で、最多となった。なお、新型コロナウイルス「Covid-19」による死者数は96人だった。

LRTアンパン線、12日から6駅間で運行再開

【クアラルンプール】 軽便鉄道(LRT)の運営企業ラピッド・レールは11日、休止していたLRTアンパン線の6駅間の運行を12日午前6時より再開すると発表した。

対象となる6駅は、▽バンダラヤ▽スルタン・イスマイル▽PWTC▽ティティワンサ▽セントゥル▽セントゥル・ティムルーー。バンダラヤ駅付近で起きた線路損傷によりバンダラヤーマスジットジャメ間の運行を休止している影響でLRT車両をアンパン車両基地に戻せずメンテナンスできなくなったため、4月2日より6駅間の運行を休止していた。

6駅間の運行再開に伴い、代替バスであるLRT11、LRT13、LRT14路線の運行は終了するが、バンダラヤーマスジット・ジャメ間のLRT10路線の無料運行を再開する。

ラピッド・レールは声明で、修理作業の第1期が終了したため運行を再開したが、バンダラヤーマスジット・ジャメ間は引き続き運休するとし、今年後半の再開を見込んでいると説明。線路損傷については、隣接地で建設中のホテルの建設作業が原因だとし、現時点で修理作業の第2期は10月中旬までに終了する見込みだとした。
(ベルナマ通信、マレーシアン・リザーブ、5月11日)

マレーシアのゲーム産業の現状、ジェトロがリポート

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール事務所は11日、成長を遂げる東南アジアのゲーム業界への関心の高まりを受けて、「マレーシアのクリエイティブ産業ーゲーム産業を中心にー」と題するリポートを発表した。

同リポートはマレーシアのゲーム業界への進出や外部委託先としての協業を模索する際の参考にしてもらうために作成したもので、文献調査、ウェブサイトなどの公開情報源からのデータ・情報収集、日本とマレーシアで開催されたイベント会場でのヒアリング、地場および在マレーシア日系ゲーム産業関係者とのインタビューの結果を基に作成。ゲーム産業のエコシステムや主要プレイヤーを体系的に整理し、強みや課題、成長の余地を探っている。

マレーシアには日系大手のスタジオがすでに進出しているほか、大規模開発のAAA作品の制作に携わる地場スタジオもあり、近年個人や小規模チームで制作されるインディーゲームも頭角を現している。

ジェトロKLは、マレーシアのゲーム産業は歴史こそ新しいものの、産学官のステークホルダーがよく機能し、密接に連携したエコシステムが構築されていると分析。特にマレーシア・デジタル経済公社(MDEC)は、ゲーム振興部門の業界経験者がリードし、企業のニーズに寄り添ったサポートを提供しているとし、他方で人材確保においては、私立ワン・アカデミーなど主要な育成機関が、産業界との協力でカリキュラムの充実化に取り組んでいると評価している。
同リポートはジェトロのウェブサイト(https://www.jetro.go.jp/world/reports/2023/01/b6af138a1f59f686.html)からダウンロードすることができる。