【クアラルンプール】 キャピタルA傘下のエアアジア・スーパー・アプリは12日、食品配送サービスのフードパンダと提携し、フードパンダのアプリ上で配車サービス「エアアジア・ライド」が利用可能になったと発表した。一方、エアアジアが従来展開していた食品配送事業は店内飲食予約事業に移行する。

キャピタルAのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、フードパンダという強力な食品配送企業と協力することで店内飲食予約事業に移行できるとし、今後はスーパーアプリを旅行関連サービスに集中させると述べた。また、両社はエアアジアの決済サービス「ビッグペイ」を通じた決済や、ポイントプログラムの共通化、定額制プランなどでも協力できる可能性があるとした。

フードパンダのジェイコブ・アンゲラCEOは、国内最大のブランドである2社が協業することで、全顧客に価値や多様性、利便性を提供できると述べた。
(ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズ、5月15日、エアアジア発表資料)