中古電化製品とゲームの英CeX、マレーシア1号店を開設

【クアラルンプール】 テクノロジー、コンピュータ、ビデオゲームに特化した中古品チェーンの英コンプリート・エンターテイメント・エクスチェンジ(CeX)は、マレーシア1号店をセランゴール州プトラジャヤの「IOIシティモール」にオープンした。

CeXはこれまで、アイルランドやスペイン、ポルトガル、メキシコ、豪州、インドなど10カ国に630店舗を展開している。マレーシア1号店はマスター・フランチャイジーであるヌオボライフ社がオープンしたもので、東南アジアの拠点となる。
ヌオボライフは今年、首都圏クランバレーにおいてCeXの店舗を拡大することを計画しており、8月にはセランゴール州チェラスにある「マイタウン」に2号店をオープンする。来年は首都圏以外に店舗を開設する計画だ。

ヌオボライフのザイマン・マルズキ最高経営責任者(CEO)は、マレーシアの店舗は英国のビジネスモデルを引き継いでおり、中古品の買取も行うとコメント。確実に事業を軌道に乗せていくため、電話やタブレット、ラップトップなどの一般的な家庭用電化製品、ビデオゲームや関連アクセサリ、カメラ、オーディオ機器などの1万点を超える在庫を用意しているとした。
(ソヤ・チンチャウ、6月25日)

東芝エネルギーシステムズ、テナガのCCS人材育成を支援

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 東芝エネルギーシステムズ(本社・神奈川県川崎市)は、政府系電力会社テナガ・ナショナル(TNB)の発電子会社TNBパワー・ジェネレーションとの間で、二酸化炭素(CO2)分離回収技術をマレーシアの火力発電所へ適用する検討を開始することに合意した。

両社協議の上、今年9月以降にTNBパワー・ジェネレーションの技術者を東芝エネルギーシステムズ施設に受け入れ、マレーシアの火力発電所への二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術導入を本格化させる。

今回の合意では、東芝エネルギーシステムズがこれまで発電設備を納入したTNBパワー・ジェネレーションが保有するジマイースト石炭火力発電所などを対象に、CCS設備の導入に向けた動きを推進する。具体的には、今年9月以降、TNBパワー・ジェネレーションの技術者を東芝エネルギーシステムズグループ内の関連拠点で受け入れ、CCS設備の導入・運転に関するトレーニング・人材育成支援などを行う。

本合意により、TNBパワー・ジェネレーションが火力発電所運営で培ってきた運転ノウハウと、東芝エネルギーシステムズが実証試験などで培ってきたCCS技術に関する知見および、マレーシアで築き上げてきたネットワークを有効活用し、マレーシアの火力発電所へのCCS設備導入を推進し、同国の脱炭素目標達成へ向けて貢献していく方針だ。

ジェトロKL、サンプル用いた日本食品マッチング事業開催へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール(KL)事務所は、マレーシア食品市場における日本食品の新規参入・販路拡大に向けて、食品サンプルを用いたマーケティングとオンライン商談を組み合わせたマッチング事業を実施すると発表した。

特に今年度は、ハラル(イスラムの戒律に則った)市場を含む中間層市場の開拓を重点とする。また食品サンプルを用いたマーケティングを常時実施できる仕組みに加え、見本市への広報ブース出展も通じて、より重層的に商品を提案できる機会を創出する。

常時マーケティングは今年9ー11月の実施を予定しており、クアラルンプール近郊に食品サンプル展示スペースを設け、上記期間中、常時バイヤーに紹介できる場を設ける。同時に提携するコーディネーターが有望バイヤーを営業訪問し、能動的に商品提案を行う。

また「マレーシア国際ハラル・ショーケース(MIHAS)」(期間9月12ー15日)、「フード・アンド・ホテル・マレーシア(FHM)」(期間9月19ー22日)に広報ブースを設置し、日本食品サンプル(MIHASはハラル認証取得食品)を展示・紹介する。見本市終了後は常時マーケティングを通じて、継続的に商品PR支援を行う。このほかマーケティング・商品紹介を経て、関心を持ったバイヤーと随時オンラインで商談を実施する。

出品者の募集は7月7日まで行う。対象は食品全般(日本産の生鮮品、日本産原料を使用した加工品および日本国内で生産された他国産原料を使用した加工品)で、ジェトロKLは商品カタログを作成し、有望バイヤーにメルマガ等で広報するほか、申込商品はジェトロのバイヤー専用オンラインカタログサイト「JAPAN STREET」にも登録し、マレーシア国外のバイヤーにも紹介する。

新興格安航空MYエアライン、28日にバンコク線就航

【セパン】 新興格安航空会社のMYエアラインは、同社初の国際線として6月28日にクアラルンプール新国際空港第2ターミナル(KLIA2)ーバンコク線を就航する。

バンコクではスワンナプーム国際空港とドンムアン国際空港の両方に乗り入れる。スワンナプーム線は6月28日から、ドンムアン線は7月1日からの就航となる。

当初は2路線共に1日1往復で、スワンナプーム線はKLIA2発が10時20分、スワンナプーム着が11時45分。スワンナプーム発は12時45分、KLIA2発が16時15分となっている。またドンムアン線はKLIA2発が18時40分、ドンムアン着が20時00分。ドンムアン発は21時00分、ドンムアン着が翌日未明の0時20分となっている。

MYエアラインのレイナー・テオ最高経営責任者(CEO)は、同社はバンコクの2つの異なる空港に乗り入れる初の航空会社になると強調。徐々に1日4便に増やす予定だと述べた。

MYエアラインは昨年12月1日の初便就航以来、KLIA2とコタキナバル、クチン、コタバル、ランカウイ、ペナン、シブ、タワウ、ミリを結ぶ路線を開設し、6月初めに累計旅客数100万人を達成した。現在7機の航空機で運航しており、平均搭乗率は91%。バンコク線に8機目を投入する。

今後、プーケット、クラビ、チェンマイなどタイ国内への路線の拡大を計画しており、バリやジャカルタを中心としたインドネシア、ベトナム、シンガポールへの就航も計画している。
(ベルナマ、6月27日、MYエアライン発表資料)

電子部品のKOA、マラッカに新工場を建設へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 電子部品の開発・製造・販売を行うKOA(本社・長野県上伊那郡)は26日、マラッカ州において新工場を建設すると発表した。竣工時の生産設備も含んだ総投資額はおよそ235億円。

同社の連結子会社であるKOAデンコー(マレーシア)は、主力の厚膜チップ抵抗器の生産を行っているが、今後の受注動向を総合的に判断し増産体制を構築することを決めた。既存工場と同じマラッカ州内に敷地面積8万3,718平方メートル、延床面積8万2,023平方メートルの新工場を建設し、生産性・収益性の更なる向上と安定供給を図る。環境への取り組みとして、生産棟と駐車場の屋根には太陽光パネルを設置する。今年10月に着工し、2025年3月の竣工を予定している。

 

住みやすい都市ランキング、クアラルンプールは94位に上昇

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 英国のエコノミスト誌傘下の研究機関「エコノミスト・インテリジェンス・ ユニット(EIU)」が発表した「世界で最も住みやすい都市ランキング2023」でクアラルンプール(KL)が94位となった。

KLは、昨年より19ランクアップし「大きく順位を上げた10都市ランキング」で7位に入った。ベトナムのハノイも20ランクアップし129位、インドネシアのジャカルタも14ランクアップし139位となった。

トップはウイーン、2位はコペンハーゲン、3位はメルボルンだった。日本からは大阪が10位にランクインした。最下位はシリアのダマスカスだった。

同調査は、毎年世界173カ都市を対象に定期的に実施しているもので、「安定性」「医療」「文化・環境」「教育」「インフラ」の5項目で評価したもの。

 

有害コンテンツ排除に非協力、メタに法的措置へ

【プトラジャヤ=マレーシアBIZナビ】 マレーシア通信マルチメディア委員会 (MCMC) は23日、好ましくないコンテンツの削除に向け非協的だとして、「フェイスブック」を運営する米メタ(Meta)に対して何らかの法的措置を検討すると発表した。

MCMCは、「フェイスブック」には人種、統治者、宗教(3R)、誹謗中傷、なりすまし、オンラインギャンブル、詐欺広告などの大量の望ましくないコンテンツが掲載されていると指摘。 こうした有害なコンテンツをプラットフォームから削除するよう繰り返しメタに求めていたにもかかわらず、メタは有害コンテンツ対策を十分に講じておらず、有害コンテンツの削除にも協力していないとし、メタに対し法的措置を講じる以外に選択肢はないと述べた。

MCMCの声明についてはブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)も歓迎の意を示しており、ブルサのムハマド・ウマル最高経営責任者(CEO)になりすました詐欺ページが今年60ページ以上確認され、ここ数カ月で急増していると指摘した。

 

バティックエア、KLー韓国・仁川間でデイリー便を運航開始

【クアラルンプール】 航空会社バティック・エア(旧称・マリンド・エア)は23日付けで、クアラルンプール(KLIA)ー仁川線を就航した。

使用機材は、180人乗りのボーイング「737-8MAX」型機。デイリー運航で、運航スケジュールは、KLIA発が午後10時30分、仁川着が翌午前6時。仁川発は午前7時、KLIA着が午後12時50分。就航記念キャンペーンとして、KLIA発エコノミークラスが片道389リンギから、仁川発エコノミークラスが10万ウォン(357リンギ)からの割引価格が提供される。運賃に含まれる受託手荷物は20キログラムまでとなる。

バティック・エアと親会社のライオン・エア・グループのグループ戦略ディレクターである、チャンドラン・ラマ氏は、仁川への就航を喜ばしく思うとともに、ポップカルチャー、エンターテイメント、音楽、テレビドラマ、映画、料理など、韓国の文化経済は世界のみならず、多くのマレーシア人の関心も集めており、本路線の需要は高いと言明。また、マレーシア人のみならず、韓国人観光客のマレーシア訪問における利便性が高まると述べた。
(ザ・スター、6月26日)

ウェブバイツ、小売業向けソリューション体験センターを開設

【クアラルンプール】 販売時点情報管理(POS)などの小売業向けソリューションを手がけるウェブ・バイツは、セランゴール州ペタリンジャヤに「ジルネックス・リテール・テック・エクスペリエンス・センター」を開設した。

同社がPJオールドタウンにおいて運営するカフェ「ワンダーズ」内にオープンしたもので、セルフサービス注文キオスクや、アイパッドPOS、レストラン向けの待ち行列管理システム、キッチン用ディスプレイ・システム、無線周波数識別 (RFID) リーダーを内蔵した小売棚など食品・飲料(F&B)業者向けに特化した幅広い商品を体験できる店舗となっている。

オーイ・ブンシェン最高経営責任者(CEO)は、実際に運営しているカフェや小売店舗内でエクスペリエンス・センターを設置することで、小売業者は実際にどのように作動しているのかを確認したり、直接テクノロジーを体験したりできるとした上で、ショッピングとダイニングを組み合わせた、ハイブリッド店舗などの成長をサポートすることができるとコメント。また同センターを、小売技術のテストベッド(新技術の実証試験に使用されるプラットフォーム)としても活用していくと明らかにした。

開設式典に臨席したマレーシア小売チェーン協会(MRCA)のケン・プア副会長は、今年通年の小売業の成長率について、推定平均成長率である9%を上回り、2桁台になるとの見解を示した。
(ザ・サン、6月26日、ベルナマ通信、6月23日)

下期の電気料金、大量消費世帯で増額も産業部門は減額へ

【プトラジャヤ=マレーシアBIZナビ】 ニック・ナズミ天然資源環境気候変動相は23日、今年下期(7ー12月)のマレー半島における電気料金について、消費量が月1,500キロワット時(kWh)、月額708リンギ以上の世帯に対し、1kWhあたり10センの割増料金を設定すると発表した。

ニック大臣によると、対象となる世帯に対しては1kWhあたり2センの割戻金も廃止されるため、電気料金は月額187リンギ(25%)増加することになる。セランゴール州、クアラルンプール、ジョホール州、ペナン州を中心に居住する8万3,000世帯が対象となるが、全体のうち1%に過ぎないという。なお割増料金が発生するのは1,500kWhを超えた月のみで、月1,500kWh未満となった場合には引き続き2センの割戻金が提供される。

一方、産業部門の中・高電圧契約(大規模電力利用者)を対象とした割増料金は1kWhあたり20センから17センに減額し、上下水道事業者に対しても20センから3.7センまで引き下げる。中・高電圧契約の場合には、電気料金が月額28ー35%引き下げられることになるという。中小企業など、低電圧契約の場合は、3.7センのまま据え置く。

ニック大臣は、平均燃料価格が低下したものの、石炭の平均価格は依然高止まりしていることから新たな電気料金体系を決定したとし、上期には価格上昇の影響を抑えるための補助金として約107億6,000万リンギを割り当て、下期にも52億リンギを割り当てる予定だと述べた。

マレーシア経営者連盟(MEF)は、下期の電力補助金52億リンギについて評価し、この補助金がなければ、レストラン、小売店、パン製造、小規模作業、農業・畜産業、植木業などに携わる零細中小企業(MSME)は、電気料金の値上げで負担を強いられることになっていたと述べた。MSMEの事業回復を支援し、労働市場の安定化を支援することが重要だとしている。

一方、サラワク州のアバン・ジョハリ首相は、サラワク州は水力発電ダムによる発電能力を有するため、電気料金の値上げは計画していないと述べた。値上げは投資誘致や請負業者に対し悪影響を与えるとし、ラワスのトゥルサン・ダムやカピットのバレ・ダムのような水力発電ダム数を増やすことで電力供給源を確保できると述べた。