商店街の客足が回復、断食月が弾みに

【クアラルンプール】 ラマダン(断食月)が始まり、行動制限令(MCO)の解除でショッピングモールの客足が回復している。

小売業調査会社リテール・グループ・マレーシアによると、過半のショッピングモールで第2次MCOの解除以降、客足がパンデミック以前の水準に戻った。外出を制限されていた国民が一斉に、買い物、レジャーを楽しむためモールに出かけた結果だ。

ハラル小売りチェーン、マイディン・モハメド・ホールディングスのウィラ・アミール代表は、断食月の開始とともに客足が回復したが、新型コロナウイルス感染者が増加しているため、厳格な標準的運用手順(SOP)が導入される可能性があると懸念を表明した。

複数のショッピング施設を運営するスリアKLCCのアンドリュー・ブライエン最高経営責任者は、SOPが順守されている場合、人は以前より自信をもって公共の場に出るようになったのが昨年との違いだと述べた。

(マレーシアン・リザーブ、4月28日)

ブキビンタンの「スターヒル」、拡張工事は21年12月に終了

【クアラルンプール 】 クアラルンプール(KL)中心部ブキ・ビンタンにある高級ショッピングモール「スターヒル」で実施されている拡張工事は、2021年12月までに終了する予定だ。
「スターヒル」を運営するシンガポールのYTLスターヒル・グローバルREITマネジメントによると、「スターヒル」では、隣接する「JWマリオット・ホテルKL」の拡張計画の一部としての開発が進められている。4フロアの小売エリア、上部3フロアーのホスピタリティエリアからなる統合開発として工事を実施する。
「スターヒル」には、台湾の大型書店チェーン、誠品書店がアンカーテナントとして入居することが決まっている。その他には「フィリップ・プレイン」や「トム・フォード」、「ステファノ・リッチ」などの高級ブランド店が入る予定だ。
YTLスターヒル・グローバルREITは、マレーシアのコングロマリット、YTLコープの間接子会社であるYTLスターヒル・グローバルREITマネジメント・ホールディングスの完全子会社。
(エッジ、4月27日)

ファーマニアガが充填のワクチン、医薬品規制庁が承認

【ペタリンジャヤ/コタティンギ】薬品大手ファーマニアガ・ライフサイエンスによるワクチンのフィル・アンド・フィニッシュ(充填および最終製剤化)が国家医薬品規制庁(NPRA)の承認を受けた。中国のシノバックが製造したワクチンをマレーシア工場で充填する
保健省のノール・ヒシャム事務次官によると、フィル・アンド・フィニッシュの承認は初めて。マレーシアはこの方式で1,400万回分のシノバックワクチンを購入する。
アダム・ババ保健相によると、アストラゼネカのワクチンの第1回目の納入品(26万8,800回分)が23日夜、クアラルンプール国際空港に到着した。ワクチン開発に各国が共同出資・購入する枠組み(コバックス)を通じての調達だ。
同社製ワクチンの安全性の問題についてアダム・ババ氏は、利益がリスクを上回ることをメーカーのデータは示していると述べた。親和性がある人は限られるため、ほかの会社のワクチンも購入する。
(ベルナマ通信、4月24日)

インテルのクリムとペナンの施設、電力の一部を太陽光で生産

【クアラルンプール】インテル・マレーシアは22日、1月に据え付けが完了したソーラーシステムが稼働し、クリム工業団地とペナンの同社施設6棟で必要とする電力の一部を賄っていると発表した。
インテルは2001年から再生可能エネルギー設備への投資を開始しており、マレーシアのソーラーシステムは米国外では最大。発電能力は4.1メガワットで、年間6,000メガワット(1メガ=100万)の電力を生産する。
設置工事は多国籍企業向けにアジア太平洋地域で再生可能エネルギーシステムを構築しているNEFINが請け負った。
インテル・マレーシアのロビン・マーティン副社長は、責任ある社会的存在としての活動であり、全社レベルで30年にはすべての電力需要を再生可能エネルギーで賄うとの声明を発表した。
インテル・マレーシアは太陽熱を利用した温水を既に利用している。
(ベルナマ通信、マレーシアン・リザーブ、4月22日)

マレーシア航空、国内線の回数券を販売開始

【クアラルンプール国際空港(KLIA)】 マレーシア航空は19日、国内線回数券「MHフライパス」の販売を開始した。
有効期限は購入日から1年間。マレーシア航空が運航する国内線を6回利用することができ、3回の往復、もしくは6回の片道として利用が可能だ。ピーク時や祝祭日などのハイシーズン時の利用制限はなく、空席があれば利用することができる。また優先チェックインや優先搭乗、スタンダートシートの指定、搭乗日の変更、受託手荷物35キログラム、飲食サービスなどの特典もついている。
料金は離発着の場所によって変わるが、499リンギから1399リンギ。ゾーンは3種類あり、ゾーン1は▽KLIAからアロースター、ジョホールバル、コタバル、クアラ・トレンガヌ、クアンタン、ランカウイ、ペナン間▽コタバルからクチン、サンダカン、タワウ間▽クチンーコタキナバル、ミリ間ーーとなっている。詳細はウェブサイト(https://www.malaysiaairlines.com/my/en/plan-your-trip/mhflypass.htmlで公開している。

スバン空港を13億リンギかけて刷新、APACのハブに

【クアラルンプール】 マレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)は、スバン空港(SZB)をアジア太平洋地域(APAC)の航空ハブに転換するため13億リンギを投資することを計画している。
MAHBの子会社であるKLIAエアロポリス社によると、インフラ整備に3億リンギ、ハンガーや工場、整備・補修・オーバーホール(MRO)、作業場など賃貸可能な設備の建設に10億リンギを投資する。2022年初頭に開発を開始し、ヘリコプターや軽飛行機、ビジネスジェット用のMRO施設2カ所は2023年までの稼働開始を予定している。全体は2025年末までに完工する予定だ。同プロジェクトにより50億リンギ以上の経済効果を生み出し、1万人以上の雇用創出ができると期待されている。開発予定は250エーカー。これまで25%に相当する60エーカーまで開発が進んでいる。
投資計画では、クアラルンプール新国際空港(KLIA)で利用している世界的な技術基盤やベンダーを取り入れて、世界標準の空港とする。KLIAとスバンの間でエコシステムを構築することで、航空機やヘリコプターなど様々な航空機が離発着できる場所としてAPACで優位性を確率することができるという。
(ベルナマ通信、フリー・マレーシア・トゥデー、4月19日)

シティがマレーシアを含む12市場の小口金融を撤収

【クアラルンプール】 金融大手シティグループは、マレーシアを含む12市場の小口金融部門を撤収する。ジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)の発表によると、資産運用でスケールメリットが生かせ、高い収益率が見込める市場に経営資源を集中する。このため今後はシンガポール、香港、アラブ首長国連邦、ロンドンをアジアと欧州の資産運用センターに位置付け個人向け業務を再編する。

マレーシア以外に、オーストラリア、バーレーン、中国、インド、インドネシア、韓国、フィリピン、ポーランド、ロシア、台湾、タイ、ベトナムの小口金融から撤退する。機関投資家向けサービスは継続する。

シティのマレーシア支店は4カ所(首都圏とジョホール、マラッカ、ペナンの各州)で、行員数は5,000人。時価上位20社のうち85%の企業、および多国籍企業650社と取引があり、20年は顧客による75億米ドルの資金調達を仲介した。

シティ・マレーシアのウスマン・アハメドCEOによると、企業金融、証券引き受け、貿易金融など大口業務に変更はないという。

(エッジ、4月15日)

好調な中古乗用車販売、今年は40万台超の見通し

【クアラルンプール】中古乗用車の販売が好調だ。自動車ローン返済猶予、売上税減免といった優遇措置が販売をけん引している。
独立系自動車ディーラー団体、マレーシア自動車・クレジット会社協会のトニー・コー会長によると、20年第3四半期から中古車需要が急増し、勢いは今年も続いている。3月は過去20年の最多を記録したようで、通年では40万台超の販売が期待できるという。
人気トップは国民車プロトン、プロドゥアなど初めて乗用車を購入する人向けのモデル。トヨタやホンダなど中クラスの中古車も関心を集めているという。
売上税減免やプロトンによるニューモデル投入を背景に新車販売が好調で、下取りに出された車も多く、中古車市場に活気をもたらした。
コー氏は、電子商取引サイトが使いやすくなり、消費者が電子商取引になじんだことも販売増の要因だとした。
(マレーシアン・リザーブ、4月13日)

プロドゥア「アルス」、シンガポール市場に投入

【シンガポール=マレーシアBIZナビ】  ダイハツ系自動車メーカー、プルサハアン・オトモビル・クドゥア(プロドゥア)は13日、多目的スポーツ車(SUV)「アルス」をシンガポール市場に投入したと発表した。シンガポールはマレーシア以外で「アルス」が投入された初の市場となった。
「アルス」は、1997年からシンガポールにおけるプロドゥア車の販売会社となっているプロコム・オートが販売する。
「アルス」は、7人乗り。デュアルVVT-iを搭載した排気量1.5リットル4気筒アルミニウム・エンジンが採用されており、1リットル当たりの燃費は15.6キロメートルとなっている。
ザイナル・アビディン・アハマド社長兼最高経営責任者(CEO)によると、「アルス」は2019年、マレーシアにおいて発売を開始。累計販売台数はおよそ5万8,000台となっており、マレーシアのSUV市場で2019年と2020年に最も販売台数が多いSUVとなった。
プロドゥアは、シンガポール以外にもブルネイやスリランカ、モーリシャス、セイシェル、フィジー、インドネシアにも自動車を輸出している。

東南アジア最大の自動車ショールーム、サイムダービーが開所

【クアラルンプール】サイム・ダービーの自動車販売・組み立て部門、サイム・ダービー・モーターズ(SDM)は12日、東南アジア最大となる自動車ショールーム「サイム・ダービー・モーターズ・シティー」の営業を開始した。式典でジェレミー・ガン小売部門代表は、今年は少なくとも10種のニューモデルを投入する計画で、8%の販売増を見込んでいると語った。
モーターズ・シティーの敷地面積は8.6エーカーで、180台の展示が可能。電気自動車充電設備、自動車整備設備(約200台分)もある。
展示するのは主力の、BMW、フォード、現代自動車、ジャガー、ランドローバー、MINI、ポルシェ、ボルボおよびオートバイのBMWモトラッド。
モーターズ・シティー建設に5億7,000万リンギを投じた。ガン氏によると、世界的な半導体不足でメーカーからの車両供給に支障が生じており、在庫は限られているが、3ー4カ月中には解消の見通しだ。
また政府に自動車売上税免除の再延長を申し入れるという。
(ザ・スター、4月13日)