新型コロナの感染者数は167人、2日連続で200人下回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、20日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は167人となり、累計感染者数は504万1,174人となった。
新たに169人が回復し、累計は499万4,887人、死者数は3日連続の1人で、累計は3万6,957人だった。アクティブ感染者は、前日から3人減って9,330人。そのうち96.3%が自宅、3.6%が医療機関、0.1%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は75.5%、ICU病床使用率は64.4%、人工呼吸器使用率は38.3%となった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,754万937人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,631万850人で、接種率は49.9%、2回目が80万5,184人となり、2.5%だった。

プリント基板のエルナーPCB、ペナンに新工場を設立へ

【バタワース】 プリント基板(PCB)メーカーのエルナーPCB (マレーシア) は、10億リンギを投じ、ペナン州セベラン・ペライ・テンガに新製造施設を設立する計画だ。

敷地面積は1万289平方メートル。自動車、サーバー、ネットワーク、PC、民生用電子機器向けのPCBを製造する。2022年12月に着工し、年内の完工および2024年までの商業運転開始を予定している。

イアン・ヤン社長は、18日に開催された起工式で、エンジニアリング、製造、品質管理の分野で1,000人の雇用を創出する予定だとし、エルナーによる今回の再投資は、技術や知識の移転を促進し、地元のサプライチェーンとの協力関係も強化するため、国内産業の強化につながると述べた。また、ペナンのインフラや州政府の強力な支援も投資理由となったと述べた。

ペナン州のチョウ・コンヨウ首相は、新施設が地元人材の能力をさらに高め、技術ソリューションを提供し、地元サプライヤーにも大きな機会を提供することになると述べた。ペナンは国内有数の電子・電気(E&E)ハブとしてマレーシアの対外貿易の重要な柱であり続け、2021年には輸出額3,540億リンギで全国トップとなったと言明。投資でもペナンは国内トップクラスで、2021年の製造業への投資額(認可ベース)は過去最高の760億リンギ、2022年1ー9月のペナンの製造業投資額は90億リンギ、そのうち53%はE&E製品で、全国のE&E分野投資額の22%を占めたと述べた。

エルナーPCB (マレーシア) は、電子部品大手の台湾・華科事業群(PSAグループ)の傘下にある日本企業エルナープリンテッドサーキット(本社・滋賀県長浜市)のマレーシア法人。
(ザ・スター、2月20日、エッジ、ベルナマ通信、2月18日)

渋滞ワーストランキング、マレーシアは389都市中143位

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 位置情報技術を開発するオランダのトムトムは、世界56カ国・地域の389都市の交通状況を調査した「トムトム・トラフィック・インデックス」の結果を公表。渋滞が激しかった都市ランキングで、クアラルンプール (KL)は総合143位、アジア地域では22位となった。

クアラルンプールにおける、昨年の10キロメートル(km)当たりの平均運転時間は16分10秒で、前年から1分40秒長くなった。年間の平均運転時間は159時間で、そのうち75時間が渋滞中の運転時間で、渋滞時の平均速度は29キロメートル毎時(km/h)だった。

またガソリン車の年間ガソリン代は1,023リンギで、221リンギを渋滞中に消費した。年間の平均二酸化炭素排出量は833キログラム(kg)で、180kgを渋滞中に排出した計算となるという。なお、2022年でもっとも渋滞が悪化した日は4月25日で、10km当たりの平均運転時間は21分だった。

世界でもっとも渋滞が激しいのは、英国のロンドンだった。それにインドのバンガロール、アイルランドのダブリンが続き、4位には日本の札幌がランクインした。

東南アジアからは、フィリピンのマニラが9位、インドネシアのジャカルタが29位、タイのバンコクが57位、シンガポールが127位にランクインした。

日本からは、名古屋が20位、東京が22位、大阪が50位、神戸が118位となった。

ペナンヒルのケーブルカー、100周年記念デザインで運行

【ジョージタウン】 ペナン州政府傘下のケーブルカー運営のペナン・ヒル・コーポレーション(PHC)は、ブキ・ベンデラのケーブルカーが近く100周年を迎えることから、100周年記念デザインのケーブルカーを運行すると発表した。

ペナン州首相であり、PHC会長でもあるチョウ・コンヨウ氏が発表した声明によると、1923年10月に開通したケーブルカーは、累計4,700万人以上が利用し、走行距離は55万キロメートル。運行回数は27.5万回以上で、昨年の年間乗客数は148万人だった。現在3代目が運行しているが、ペナンの歴史的遺産や社会経済的価値に貢献していることから、100周年を記念して、展示会、書籍発売、ドキュメンタリービデオ、ソーシャルメディア・コンテストなどの活動や、特別仕様の商品なども企画する。

ブキ・ベンデラのケーブルカーは、マレー鉄道のエンジニア、アーノルド・ロバート・ジョンソンによって建設された。英国の故エリザベス2世、日本の天皇皇后、カンボジアの皇太子など、海外要人も利用したという。
(ザ・スター、2月18日)

パブリックゴールド、国内初の金現物ATMをTRXに開設

【クアラルンプール】 金取引業者のパブリック・ゴールド・グループは17日、国内初となる金の自動預け払い機(ATM)をクアラルンプール(KL)の国際金融地区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」に開設したと発表した。

同社がTRXで運営する「メラナ・パブリック・ゴールド」店内に設置したもので、純度999.9で5グラムまでの金インゴット現物を1日24時間、週7日購入できる。金の表面にはディズニー、マーベルスタジオ、ワーナーブラザーズなどのキャラクターがデザインされており、家族や友人へのギフトとしても活用できるという。

パブリック・ゴールドのルイス・ン創業者兼会長は、年内にATM50台の設置を目標としており、空港やテーマパークなどの交通量の多い場所に設置する予定だと説明。金現物を保有することは、インフレに対するリスクヘッジ方法であり、国内経済状況を考えると、より多くの人々が金を保有し資産を守ることを検討すべきだと述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、2月20日、ベルナマ通信、2月18日、ボルネオポスト、2月17日)

新型コロナの感染者数は186人、6日ぶりに200人下回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、19日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は186人となり、累計感染者数は504万1,007人となった。
新たに158人が回復し、累計は499万4,718人、死者数は1人で、累計は3万6,956人だった。アクティブ感染者は、前日から27人増えて9,333人。そのうち96.4%が自宅、3.5%が医療機関で療養中となっている。病床使用率は73.7%、ICU病床使用率は63.9%、人工呼吸器使用率は38.6%となった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,754万830人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,631万477人で、接種率は49.9%、2回目が80万4,542人となり、2.5%だった。

規則違反や杜撰管理で1.6億リンギの財政損失=会計監査報告

【プトラジャヤ=マレーシアBIZナビ】 会計検査院は16日、最新の監査報告書(シリーズ2)を発表。政府が定めた規則や手続きの順守を怠ったことや、プログラムやプロジェクトの杜撰な計画により、2021年度に1億5,808万リンギもの公的資金が失われたと指摘した。

シリーズ2では保健省や首相府など7つの省庁の下で発生した損失額668億6,200万リンギの中には、道路交通局(JPJ)が発注したものの未使用となった運転免許証による1,400万リンギ、免税特区であるランカウイ島とラブアン島における車両輸入関税の過小評価により関税局が被った7,232万リンギが含まれている。また、▽通信マルチメディア省による400万リンギのデジタルコンテンツ助成金の浪費▽警察による罰金182万リンギの徴収漏れ▽首相府が関与する166万リンギの官舎賃料徴収漏れ▽新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン110万回分の期限切れ廃棄ーーについても指摘されている。

同リポートはまた、合計1億9,000万リンギが割り当てられた1,248件のプロジェクトの一部はまだ実施段階にある、あるいは2021年末まで開始されなかったと指摘。プトラジャヤのモノレール建設計画の遅れによる損失のほか、新型コロナからの経済再生を目指した経済刺激策に基づく食糧安全保障基金プログラムも失敗に終わったと指摘している。

1月の自動車販売が前年比19.1%増、生産台数は36.2%増

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア自動車協会(MAA)の発表によると、会員企業による2023年1月の自動車販売台数は4万9,461台となり、前年同月比で19.1%の増加となった。対前月比では35%の大幅マイナスとなった。生産台数は5万8,527台となり、前年同月比で36.2%の大幅増となった。

1月の販売は乗用車が4万3,927台で前年同月比27.1%の増加、商用車は5,534台で同20.5%の大幅マイナスとなった。生産台数は乗用車が5万4,663台で同38.5%の増加、商用車は3,864台で同10.2%の増加となった。

MAAは1月の販売台数が前月比で大幅減になったことについて、▽中国正月連休で営業日が少なかった▽一部のモデルで半導体不足、部品不足のために生産に影響が出たーーためと分析。2月については営業日数が通常に戻ること、売上税減免を受けるための受注済み車両の納車が進むことから1月の水準を上回ると予想した。

いすゞ「D-MAX」、2023年版を投入

【クアラルンプール】 いすゞマレーシアは、ピックアップ・トラック「D-Max」の2023年モデルを発表した。

第3世代の「D-Max」をベースにラジエーターグリルのデザインを変更、新デザインの合金ホイールも採用し、よりスポーティな外観となった。また、従来は「X-テレイン」のみだった電子制御式リアデフロックを4X4(四輪駆動)バージョンの全バリアントに装備した。車体カラーは、「シルキー・パール・ホワイト」を廃止して「ドロマイト・ホワイトパール」、「サファイア・ブルー」を廃止して「ビアリッツ・ブルー・メタリック」を採用。上位車種「X-テレイン」と「プレミアム」には新色「アイラ・グレー・マイカ」を追加した。

岡添俊介 最高経営責任者(CEO)は、「D-Max」は、安全かつ高性能な上、革新的で洗練されたスタイルが特徴でマレーシアで人気モデルとなっているが、今年は魅力をさらに高めるために機能を追加したと説明した。

保険なしの価格は、4X4(四輪駆動)バージョンでは、「X-テレイン3.0AT」が15万938リンギ、「プレミアム3.0AT」が13万5,638リンギ、「プレミアム1.9AT」が12万9,149リンギ、「スタンダード1.9AT」が11万1,499リンギ、「スタンダード1.9MT」が10万4,099リンギ、「シングルキャブ3.0MT」が10万1,888リンギ、「シングルキャブ1.9MT」が9万4,949リンギ。4X2(二輪駆動)バージョンでは「オートプラス1.9AT」が10万5,499リンギ。保証期間は「X-テレイン」が走行距離無制限で7年、それ以外のバリアントは5年または15万キロメートルとなる。
(ポールタン、カーシフ、2月16日)

INPEX、サラワク州のCCS事業でペトロスと協定を締結

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 INPEX(本社・東京都港区)は15日、サラワク州内の二酸化炭素(CO2)濃度の高いガス田や石油化学工業、発電所、製造業などから排出されるCO2を対象とした、CO2の回収・貯留(CCS)プロジェクトの開発に向けた共同協力協定を、サラワク州営企業であるペトロリアム・サラワク(ペトロス)との間で締結したと発表した。

サラワク州のCO2排出削減に寄与し、州内の産業をはじめ、マレーシアの脱炭素化を加速することが期待されている。

CCSは、発電所や工場等の事業活動により排出されるCO2を大気放散前に回収し、船舶やパイプラインを用いて輸送した後、枯渇した石油やガスの貯留層などの地下層に貯留することで、適切にCO2を保管・管理する技術。

INPEXおよびペトロスは、今後サラワク州における石油天然ガス開発やその他の産業から排出されるCO2を対象とする経済性の高いCCSソリューションを構築すべく、CCS関連の技術および実施方法に加え、プロジェクトの対象となる施設の特定、経済性評価や事業スキームの検討を含むプロジェクトの実行可能性調査を行う。

■マレーシア2022年公開入札ラウンドで探鉱鉱区を取得■
INPEXは同日、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)が実施した「2022年公開入札ラウンド」に参加し、サラワク沖北東部に位置する探鉱鉱区2鉱区(4E鉱区およびSK418鉱区)を落札し、マレーシア現地法人INPEXマレーシアE&P 4E社およびINPEXマレーシアE&P SK418社を通じて、ペトロナス、ペトロナス・チャリガリ(PCSB)、ペトロリアム・サラワク・エクスプロレーション・アンド・プロダクション(PSEP)との間で生産分与契約(PSC)を締結したと発表した。