【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ムヒディン ヤシン首相は5月31日夜にテレビ演説を行ない、新型コロナウイルス「Covid-19」国家ワクチン接種プログラム(NIP)が予定通り12月までに完了する見通しだと述べ、ワクチン接種への理解と協力を求めた。
ムヒディン首相は、ワクチンの追加供給や接種センターの新規開設、ドライブスルー方式の導入により、6月中に1日の接種回数を15万回に引き上げる目標を達成できるとの見通しを表明。セランゴール州、クアラルンプール(KL)、ジョホール州、ペナン州などの人口密度の高い地域については新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種が10月までに終わるとの見方を示した。
その上でムヒディン首相は、「年内に集団免疫を獲得することは政府と国民の共同責務だ」と述べ、接種予約を済ませた人に対して必ず予約した日時に接種を行なうよう呼び掛けた。接種予約を行なったにも関わらず様々な理由から予約日時に接種会場に現れない人が出ており、用意していたワクチンがムダになる事例が多数報告されている。
マレーシアでは5月末までに約290万回の接種が行なわれ、186万人が少なくとも1回の接種を受けている。ただNIP登録者数は約1,212万人にとどまっており、総人口の8割とされる集団免疫獲得のための目標数2,500万ー2,600万人には程遠い状況となっている。