【クアラルンプール】 現在ストップしている外国人家事労働者の新規雇用について、M.サラバナン人的資源相は、年末まで再開はないとの見通しを示した。

サラバナン氏は新型コロナウイルス「Covid-19」抑制に向けて断続的に発令されている行動制限令(MCO)によって新規の家事労働者不足が問題となっていることを認めた上で、5月に主な家事労働者の供給元であるインドネシアのアイダ・ファウジヤ労働相と行なったバーチャル会談で、出来るだけ早期の再開に向けた覚書署名について話し合ったことを公表した。

その上でサラバナン氏は、ジャカルタでのロックダウンを受けて同国との交渉が延期されており、インドネシア労働省職員からも感染者が出ていることから交渉再開はロックダウン終了後になる見込みだと言明した。

サラバナン氏によると、今年2月のムヒディン・ヤシン首相のインドネシア訪問の際、ジョコ・ウィドド大統領との会談で、覚書の早期締結に向けて合意した。マレーシアの外国人家事労働者の大部分はインドネシア人で、今年2月28日時点で7万3,173人に上っている。

(フリー・マレーシア・トゥデー、6月24日)