【クアラルンプール】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は6日、新型コロナウイルス「Covid-19」に感染し、隔離期間を終了した場合にはさらに検査を受ける必要はないと表明した。
RT-PCRなどの超高感度検査は、感染後2-3カ月経ってもウイルスを検出するが、残存しているウイルスはもはや繁殖ができない状態となっており、感染を広げる可能性は低いとした。
抗原迅速検査キット(RTK-Ag)については、手順が簡単かつ安価であり、20-30分程度で結果が出るため、症状が出た場合、または無症状でも高リスク群に属する場合に利用が推奨されるとした。RTK-Agは濃厚接触後3日目から7日目まで、RT-PCR検査は2日目から14日目までの感染を検出できるという。
ノール氏はまた、RT-PCRとRTK-Ag検査の結果は、陽性・陰性を問わず、すべて保健省に報告する必要があるとし、自己検査で陽性となった患者は、コロナ情報・追跡アプリ「MySejahtera」を通じて結果を報告し、健康状態を更新して隔離を行なわなくてはならないと言明。医療機関でのRT-PCRおよびRTK-Ag検査については、医療機関または医療従事者は、公衆衛生研究所情報システム(SIMKA)を通じて、結果を直ちに保健省に報告する義務があると述べた。
(ベルナマ通信、フリー・マレーシア・トゥデー、3月6日)