【ジョホールバル=アジアインフォネット】 ジョホール州ジョホールバルのウル・ティラム警察署に男が押し入って警察官2人を殺害した事件で、サイフディン・ナスティオン内務相は18日、先に報道されたような、国際テロ組織「ジェマ・イスラミア(JI)」の関与は実際はなかったと発表した。

その後の捜査で、容疑者の21歳の男はJIとは関係がなく、単独犯だったことが判明したとしている。ラザルディン・フセイン警察長官も同様な発表を行ったが、容疑者の動機はまだ分かっていないとしている。

17日午前2時半ごろ、パラン(マレー伝統の大型ナイフ)で武装した容疑者の男が同警察署に侵入。誰何しようとした警察官1人の首に切りつけて警察官の持っていた拳銃を奪い、パトロールから帰ってきた警察官らと銃撃戦となった。この銃撃戦で警察官1人が死亡し1人が負傷。男もその場で射殺された。

死亡した男が防弾用とみられる金属板をバッグに入れているなど準備の上で警察署を襲撃していたことから、ジョホール州で暗躍しているとみられるJIの関与が疑われ、男の家族ら5人と直前に警察署を訪れていた2人が拘束された。

JIは200人以上が死亡した2002年のバリ島爆弾事件などを起こした過激派組織で、国際テロ組織アルカイダなどとも関係があるとされる。