書店チェーン「MPH」、エクスチェンジTRXに新旗艦店を開設

【クアラルンプール】 地元書店チェーン「MPH」は、新たな旗艦店をクアラルンプール(KL)の国際金融地区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」のショッピングモール「エクスチェンジTRX」にオープンした。

エクスチェンジTRX店の面積は2万平方フィートで、書籍、雑誌、文房具、ギフトなどを取り揃え、著者との交流会やワークショップなどを開催できる多目的イベントスペースも備える。6月12日まで、新規オープンを記念した抽選・プレゼントキャンペーンなどを実施する。

MPHは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、30店舗から10店舗まで店舗数を減らしており、KLのショッピングモール「ミッドバレー・メガモール」に25年間構えていた旗艦店も今年1月に閉店していた。

MPHのマーティン・クロス最高経営責任者(CEO)は、エクスチェンジTRX店の開設はMPHの復活への第一歩であり、KLの新拠点として、金融センターであるTRXを選択したと説明。 週末には家族連れも多く訪れるため、理想的な客層を集客できるとし、ノンフィクション、自己啓発、ビジネス書など、多様な書籍を取リ揃えたと述べた。将来的に実店舗を増やす計画もあるとしたが、詳細はまだ明らかにできないとしている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、マレーシアン・リザーブ、5月16日)

クチンで新国際空港建設を計画=サラワク州首相

【クチン】 サラワク州のアバン・ジョハリ首相は15日の州議会で、クチンで新国際空港の建設を計画していると発表した。現在のクチン国際空港(KIA)は、国内で4番目に大きく、年間530万人の旅客を扱う空港だが、既に旅客数の容量を超えているという。

アバン・ジョハリ氏は、サラワク州によるMASウイングスの買収に伴い、サラワクで成長する航空産業を支えるために新空港の建設は極めて重要であると強調。空港運営会社のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)と資金調達について話し合い、新空港開発における提携の可能性について協議を行なうと述べた。また新空港建設後の既存空港の用途については、自家用機用空港にするなどの可能性があると述べた。

州首相の発言を受けた同州のアブドル・カリム観光・クリエイティブ産業・舞台芸術相は、新空港を早急に建設する必要はないが、KIAが飽和状態になっているため将来的に必要になるということだと説明。新空港ができても既存空港は閉鎖されず、別用途で使用されることになると述べた。
(ボルネオポスト、5月16日、エッジ、フリー・マレーシア・トゥデー、5月15日)

高速道のオープン決済、9月から南北高速など6本でも使用可に

【クアラルンプール】 クレジットカードやデビットカードで通行料金を支払うことができるオープン決済システム(SPT)が、今年9月からさらに6本の高速道路で使用出来るようになる。アレクサンダー・ナンタ・リンギ公共事業相が明らかにした。

新たにオープン決済システムを導入するのは、▽南北高速道(PLUS、タイーシンガポール間770キロメートル=km)▽セレンバンーポートディクソン高速道(SPDH、23km)▽リンケドゥア高速道(シンガポールーマレーシア、47km)▽グランド・サガ・ハイウェイ(チェラスーカジャン、11.5km)▽グランド・セパドゥ(ノースポートーブキ・ラジャ・クラン、17.5km)▽セティアワンサーパンタイ高速道(SP、30km)ーー。

昨年9月中旬に導入開始されたSPTは、RFID(無線自動認識)カード、タッチアンドゴー・カード、スマートタグ以外の料金支払い方法の選択肢をユーザーに与える政府の取り組みの1つ。開始以来、これまで12の高速道路でSPTを導入している。
(マレーシアン・リザーブ、エッジ、ベルナマ通信、5月16日)

ペットホテル「ワンルーク」、マレーシア駐在事務所を開設

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 ペットホテル&トリミングサロン「ワンルーク」を運営する日本ペットホテル協会(本社・愛知県名古屋市)は17日、市場調査のためにマレーシアに駐在事務所を開設することを4月5日付けで決定したと発表した。

同社はワンルークを2023年4月に設立して以来、名古屋を中心に日本国内49拠点でペットホテル&トリミングサロンをフランチャイズ展開している。国内に限らず、海外進出も視野に入れており、2025年に上海、フィリピンに店舗出店することも計画している。

今回、海外進出への取り組みの一環として、マレーシア駐在事務所の開設を決定した。市場調査を行い、海外におけるニーズや特性を分析することで、海外展開を本格化していく方針だ。

第1四半期のGDP成長率、プラス4.2%に加速

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 中央銀行バンク・ネガラ・マレーシア(BNM)は17日、2024年第1四半期(1ー3月)の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比プラス4.2%だったと発表した。4月に統計局が発表した事前予測値のプラス3.9%を上回った。
民間支出の増加や輸出の好転に支えられて、10四半期連続でプラス成長を維持し、前期の2.9%を上回った。
セクター別の成長率が最も高かったのは建設業で、土木工事や専門建設の伸びに支えられ、前期のプラス3.6%から11.9%に大幅増となった。サービス業も、卸売・小売業や運輸・倉庫、ビジネス・サービスの業績向上により4.1%から4.7%に上昇した。製造業は非金属鉱物製品・卑金属・組立金属の好調などが影響し、前期(マイナス0.3%)からプラス1.9%にアップ。鉱業もプラス3.5%から5.7%に上昇したが、農業はプラス1.9%からプラス1.6%にダウンした。
国内需要は前期のプラス4.9%から6.1%にアップし、民間消費と民間投資はそれぞれ4.7%、9.2%となった(前期は4.2%、4.0%)。公共支出は前期のプラス5.8%から7.3%に加速。公共投資もプラス11.3%から11.5%に増加した。前期はマイナス7.9%だったモノとサービスの輸出はプラス5.2%に、輸入もマイナス2.6%からプラス8.0%に改善した。
中銀は声明の中で、2024年の成長については、世界経済の回復の遅れや地政学的紛争のさらなる激化、一次産品の生産落ち込みの長期化などが主な下振れリスクとなるが、ハイテク産業や観光産業の回復、既存・新規投資プロジェクトの迅速な実施などが上振れリスクとなると説明。底堅い内需と外需の回復が成長を支えることが期待できるとした。2024年のインフレ率に関しては、ヘッドライン・コアともに緩やかな傾向が続き、ヘッドライン・インフレ率は2ー3.5%、コア・インフレ率は2ー3%の範囲に収まると予想している。