国内初のEV組立工場、ブミプトラ企業がマラッカで設立へ

【マラッカ】 ブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)企業のフィールドマンEVは、10億リンギを投資してマラッカ州に、国内初の電気自動車(EV)組立工場を建設する計画だ。
フィールドマンEVから同州へのEVおよび電動リクシャーの納車式が4日に開催。納車式に臨席したマラッカ州のスライマン・モハメド・アリ首相は、EV工場について、ジャシンにあるエルカイ・リパット・カジャン工業団地の200ヘクタールの用地に建設されると明らかにした。フィールドマンEVは、中国の自動車会社である長安汽車から、マレーシアおよび東南アジア向けの右ハンドルEVの独占販売権を取得していると説明。長安汽車の技術を取り入れたEVが製造・販売されることで、マラッカ州の自動車産業の発展につながる上、長期的な経済波及効果を見込んでいると述べた。
フィールドマンEVの取締役であるラズミシャー・オスマン氏は、工場の建設により5,000人分の雇用機会や、自動車産業の川下部門向けの事業機会を創出することができると説明。EVの技術移転により、同州の経済成長を後押しすることができるとの見解を示した。
フィールドマンEVは、パーム油、プラスチック製造などを行うフィールドマンにより、再生可能エネルギー資源事業を行う子会社として2018年に設立された。2018ー2026年の事業計画の下でEV技術および組立の開発を行うことを目標に掲げている。
(マレー・メイル、エッジ、フリー・マレーシア・トゥデー、1月4日)

オミクロン株感染者が122人に、巡礼者が半数強占める

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 カイリー・ジャマルディン保健相は4日、新型コロナウイルス「Covid-19」オミクロン株の感染者が新たに58人確認されたと発表した。これで累計のオミクロン株感染者は122人となった。
うち54人は海外からの帰国・入国者で、内訳はサウジアラビアからが39人、アラブ首長国連邦(UAE)からが7人、英国からが4人、ナイジェリアからが2人、カザフスタンとフランスからが各1人となっている。入国者でオミクロン株感染が確認されたのはこれで117人となった。サウジアラビア・メッカの小巡礼(ウムラ)に参加した人でオミクロン株に感染したのは71人に上っており、全体の58.1%を占めている。
残り4人が市中感染で、小巡礼(ウムラ)に参加した巡礼者から感染したとみられている。4人ともカテゴリー2の症状を示し、12月半ばからケダ州スンガイ・プタニの病院で治療を受けていた。これでオミクロン株の市中感染は5人となった。
12月1日から31日にかけてマレーシア入国の際に感染が確認された旅行者1,774人のうち、1,220人がオミクロン株感染の可能性が高く、うち928人がサウジアラビアからの入国者だった。

洪水の避難民、5日は5州で減少

【クアラルンプール】 昨年末から全国各地で起きている洪水で、5日早朝の時点で▽ジョホール▽パハン▽ネグリ・センビラン▽マラッカ▽サバーーの5つの州で避難民の数が減少に転じたが、セランゴール州とトレンガヌ州では横ばいの状況となっている。
4日午後8時には5,923人に増加していたジョホール州では、5日朝には5,399人に減少。避難所が2カ所閉鎖され、1カ所が新たに開設された。セガマットが3,804人で最も多くなっている。また州内の3本の河川の水位が依然危険レベルとなっている。
パハン州では、4日朝には2,564人いた避難民が1,846人に減少。依然州内の21本の道路が通行不能となっており、3本の河川が危険水位となっている。
ネグリ・センビラン州では、4日夜に1,628人まで減っていた避難民が午前8時の時点でさらに1,488人まで減少した。マラッカ州でも1,771人から1,256人に、サバ州でも1,331世帯から1,329世帯にやや減少した。
セランゴール州では、ランガット地区の避難者の数は40人で変わらず、トレンガヌ州でも前日から引き続き19人の避難民が残っている。
(ベルナマ通信、1月5日)

「蔦屋書店」マレーシア1号店、第1四半期にもオープン

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(本社・東京都渋谷区)が展開する書店チェーン「蔦屋書店」のマレーシア1号店が、今年第1四半期にもクアラルンプール(KL)にオープンする。「蔦屋書店」の東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国への出店はこれが初めてとなる。
「蔦屋書店」(英名・ツタヤ・ブックス)マレーシア1号店の出店場所はクアラルンプール(KL)市内に昨年12月にオープンしたばかりの大型ショッピングモール「パビリオン・ブキジャリル」内で、売り場面積は2,650平方メートル超。書店、文具・雑貨、アートを取り扱うほか、カフェやアクティビティエリアを併設する予定だ。”Cultivate Lifestyle & Culture”をコンセプトにしたライフスタイル提案型の大型複合書店となる。
カルチュア・コンビニエンス・クラブは双日(本社・東京都千代田区)と設立した合弁会社、ツタヤ・ブックス・マレーシアを通じて、マレーシアでフランチャイズ展開を図る。マレーシア1号店の運営は、マレーシアの不動産会社グローバル・オリエンタルの子会社、パビリオン・トレーディング・エンタープライズ傘下のプレミア・スタイル・トレーディングが手掛ける。合弁会社は、マレーシア1号店の企画・運営に注力し、他のASEAN加盟国への出店拡大も視野に入れながら、現地における「蔦屋書店」の出店を主力事業として推進していく。

新型コロナの感染者数は3270人、ブースター接種率は21%に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は5日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は3,270人だったと発表した。累計感染者数は277万3,156人となった。
4日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,562万8,524人で、接種率は78.5%だった。18歳以上の成人接種者数は2,286万8,434人で、接種率は97.7%。ブースター接種完了者は686万5,812人で、接種率は21.0%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は4日連続で0.99となった。1.00を上回ったのはサバ州とクランタン州だった。
4日には2,862人が回復し、累計治癒者は269万8,613人。死者数は31人増え、累計で3万1,591人となった。アクティブ感染者は、前日から51人減少し3万9,682人。うち81.7%が自宅、8.9%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、8.8%が医療機関、0.6%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに2カ所のクラスターの発生を確認。ペラ州とラブアンでそれぞれ1カ所発生した。これまでに確認されたクラスターは6,139カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は200カ所に減った。

エアアジア、社名を「キャピタルA」に変更へ

【ペタリンジャヤ】 格安航空エアアジア・グループは社名を「キャピタルA」に変更することを検討している。
同社が3日付けでブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)宛てた声明によると、新社名「キャピタルA」はマレーシア会社委員会(SSM)により承認され、12月28日付けで同社向けに確保された。後日開催される株主総会での承認を経て正式変更が行なわれるが、承認された場合、SSMによる新社名登録通知発行日から新社名が有効になるという
エアアジアは、2021年12月、既存株主を対象とした株主割当増資を実施し、約9億7500万リンギを調達している。
トニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、民間航空史上最も困難な2年間を経て、ようやく終わりが見えてきたと強調。運航ができなかった期間を利用して、コストの抑制やネットワークの最適化、機材戦略などに取り組み、すべての市場でスリムかつ強力な空運のための強固なプラットフォーム構築を目指し、会社運営をあらゆる側面から見直したと述べた。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、1月4日、フリー・マレーシア・トゥデー、1月3日)

2021年1ー9月の投資認可額、51.5%増の1778億リンギ

【ペタリンジャヤ=マレーシアBIZナビ】 マレーシア投資開発庁(MIDA)は12月23日、2021年1ー9月の直接投資額(認可ベース)が1,778億リンギとなり、前年同期比51.5%増となったと発表した。投資件数は3,037件で、7万9,899人の雇用創出が見込まれている。
総投資額の58.4%(1,039億リンギ)を製造業、32.5%(578億リンギ)をサービス業、9.1%を第一次産業(161億リンギ)が占めた。
外国直接投資(FDI)は、総投資額の約60%となる1,061億リンギだった。上位5カ国は、シンガポール、中国、豪州、日本、オランダで、上位5カ国だけでFDIの85.3%(906億リンギ)を占めた。日本からは太陽誘電が、サラワク州クチンにおいて積層セラミックコンデンサ新工場を建設すると発表した。
一方で、国内直接投資(DDI)は717億リンギで、総投資額の40.3%を占めた。上位の投資は、ケダ州、サラワク州、クアラルンプール、セランゴール州、パハン州で、DDI総額の75.8%にあたる1,348億リンギを占めた。
産業別では、製造業において522件(1,039億リンギ)が認可され、前年同期比で60%増となった。好調を牽引したのはFDIで、前年同期と比較して133.5%増となり、製造業への投資額の88.3%(917億リンギ)を占めた。DDIは122億リンギ(11.7%)となった。製品別では、▽電気・電子製品(643億リンギ)▽金属加工品(140億リンギ)▽ゴム製品(54億リンギ)▽基礎金属製品(52億リンギ)▽食品製造(46億リンギ)▽化学品・化学製品(41億リンギ)▽科学・計測機器(21億リンギ)▽輸送機器(9億8,080万リンギ)ーーの8製品で96.8%を占めた。
アズミン・アリ上級相(兼通産相)は、2021年12月10日時点で523件、金額にして372億リンギ規模の案件が寄せられていると言明。2022年については明るい見通しを持っているとした。

全国的な洪水でいまだ1.5万人が避難生活

【クアラルンプール】 昨年末から全国各地で起きている洪水により、1月3日夜の段階でジョホール、パハン、マラッカ、ネグリ・センビラン、セランゴール、サバ、トレンガヌ  の7州で約1万5,000人が避難生活を続けている。
ジョホール州では、3日夕方時点で4,278人だった避難民が午後8時の時点で4,737人に、さらに翌4日午前には5,479人に増加した。セガマットやメルシン、コタティンギ、タンカック、ムアル、バトゥパハなど7地区が洪水被害を受けている。
パハン州では、2,572人いた避難民の数が3日夕刻には2,438人に減少したが、4日朝には2,564人に増加に転じた。テメルロー、クアンタン、マラン、ロンピン、ジェラントゥットなどで避難民が多く出ている。午前8時時点で州内の17本の道路が通行止めとなっている。
マラッカ州では、避難民は3日午後4時時点での2,621人から午後8時には2,591人にわずかに減少したが、4日午前8時には2,674人に再び増加した。アロー・ガジャで994人、ムラカ・テンガで1,425人が避難している。
ネグリ・センビラン州でも2,073人いた避難民が3日夜には1,967人となり、4日午前8時には1,795人に減少。セランゴール州では、ランガット地区で40人が変わらず避難生活を続けている。
サバ州では3,329人から3,310人に減少。第二波に見舞われているトレンガヌ州では、午後9時時点で10人だった避難民が19人に増加している。
(ベルナマ通信、1月3、4日)

ホンダマレーシア、SP規格のエンジンオイルの販売開始

【ペタリンジャヤ=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは12月28日、新たにSP規格のエンジンオイルの販売を開始したと発表した。
これまで販売していたSN規格からSP規格にリニューアルした。SP規格は米国石油協会(API)が2020年5月に定めたエンジンオイルの最新規格。エンジン内で起きる異常な燃焼の原因となる「低速早期着火(LSPI)」が起きにくいオイルとなっている。
ニューアルしたのは、「SP 10W-30」、「SP 5W-30」、「SP 0W-20」。「SN 0W 30」については、「シビックタイプR」などの高性能エンジン向けに販売を継続する。
ホンダは、アフターセールス・サービスの満足度向上とホンダ車を持つ喜びを味わってもらうために努力していると説明。SP規格のオイルを使用することで、エンジン効率を最大限に高め、エンジンの寿命を伸ばすことできるとした。

新型コロナの感染者数は2842人、ワクチン接種率は78.5%に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は4日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は2,842人だったと発表した。累計感染者数は276万9,886人となった。
3日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,562万3,153人で、接種率は78.5%だった。18歳以上の成人接種者数は2,286万4,655人で、接種率は97.7%。ブースター接種完了者は662万7,119人で、接種率は20.3%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は3日連続で0.99となった。1.00を上回ったのはジョホール州とクランタン州だった。
3日には3,535人が回復し、累計治癒者は269万5,751人。死者数は28人増え、累計で3万1,560人となった。アクティブ感染者は、前日から873人減少し3万9,733人。うち81.9%が自宅、9.0%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、8.4%が医療機関、0.7%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに3カ所のクラスターの発生を確認。パハン州で2カ所、サバ州で1カ所で発生した。これまでに確認されたクラスターは6,137カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は206カ所に減った。