【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ムヒディン・ヤシン首相が15日、年内の新型コロナウイルス「Covid-19」禍から正常化に向かう道のりを示す「国家復興計画」を発表したが、「道筋」とその指標が示されただけで、政府の具体的な対策について言及がなくネット上では批判の声が相次いでいる。

ネット上ではまず第2フェーズに移行するための目安とされる「1日の新規感染者が4千人以下」がやり玉にあげられた。「フリー・マレーシア・トゥデー」のまとめによると、「4千人で安全になったという科学的根拠はどこにあるのか?」「4千人はまだ多い。規制を緩和したらまたすぐに増える」といった批判の声が目立っている。

テレビ演説まで行って「国家復興計画」と打ち出したにも関わらず、ムヒディン首相は「50億リンギの財政出動を伴う400億リンギの経済対策を打ち出した」と5月末に発表した政策を強調したが、追加対策を期待した国民は落胆を禁じ得なかった。

ラフィダ・アジズ元通産相は、「国家復興計画」に具体的な経済復興政策や雇用機会の増加、これまでの損失をどのように処理するかといった「戦略」が示されず、減税策すら盛り込まれなかったと批判した。

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