【プトラジャヤ】 18歳以上の一般人を対象とした新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種が21日、首都圏クランバレーで開始された。ワクチン接種プログラム(NIP)の第3フェーズとの位置づけで、対象人口は1,370万人以上となる。

第2フェーズで対象となっていた高齢者の初回のワクチン接種済、あるいは予約済の比率がクランバレーでは99%、セランゴールでは88%に達したため、第3フェーズの開始を決めた。第3フェーズは当初は5月開始の予定だったが、ワクチン調達遅れによって先延ばしとなっていた。

ワクチン接種調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相によると、6月19日現在、567万5,000人(1回目接種済400万人、2回目接種済150万人)がワクチン接種済で、すべての登録者は今後2—3カ月内に接種予約できるという。7月に1,280万回分、8月に1,440万回分のワクチンが供給される予定であり、人口の80%へのワクチン接種という目標を12月より前倒しで達成できる見込み。

ファイザー製ワクチンは発注済4,480万回分のうち400万回分、シノバック製は1,200万回分のうち370万回分、アストラゼネカ製は780万回分のうち82万8,000回分の供給をすでに受けているという。

(フリー・マレーシア・トゥデー、ニュー・ストレーツ・タイムズ、6月20日)