【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 政府が先ごろ自動車産業の稼働を認めたことを受け、トヨタ車販売・製造のUMWトヨタや日産車販売を手掛けるエダラン・タンチョン・モーター(ETCM)、国民車メーカーのプロトンが自動車の生産および販売の再開を段階的に開始した。
UMWトヨタは16日より、新型コロナウイルス「Covid-19」のワクチン接種率が50%を超えたクアラルンプール、セランゴール州、ペルリス州、ペナン州、ペラ州、プトラジャヤ、ネグリ・センビラン州、パハン州、トレンガヌ州、クランタン州、サバ州、サラワク州、ラブアンのショールームとサービスセンターの営業を再開した。またセランゴール州シャアラムとブキラジャの両工場においても従業員のワクチン接種率に応じ認められた稼働率での生産を再開した。接種率80%を超えた時点でフル稼働が認められている。
ETCMも20日よりワクチン接種率が50%を超えた地域でショールームの営業を再開。しかしニライやセレンバン、コタバルなど一部の店舗については23日より再オープンする。
プロトンもワクチン接種率が50%を超えた地域で販売・生産を再開した。従業員と顧客の安全を守るための対策として、ショールームには2回のワクチン接種を完了し2週間が経ったスタッフが勤務する。またショールームやサービスを利用するには2回のワクチン接種を終えている必要があり、事前予約が必要だ。