【クアラルンプール】 格安航空会社エアアジア・グループは6日、同社グループのマレーシア法人が運航する旅客機の乗客について、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種完了者に限定すると発表した。

声明の中でエアアジアは、「予防接種を完了した成人の旅客のみが搭乗できるようにする措置を直ちに発効する」と述べ、まだ予防接種が完了していない18歳未満の未成年の場合は予防接種を完了した成人家族が付き添う必要があるとした。

エアアジアはすでに全従業員の予防接種を8月に終えているが、空港における検査と搭乗手続きにおける身体接触を減らすため、乗客にはチェックイン手続きをアプリを通じて行うことを義務付けている。

乗客にワクチン接種完了を義務付ける航空会社は増えているが、全ての乗客に義務付けるのはまれ。豪州カンタス航空は9月に国際線を対象に実施、ニュージーランド航空も同様な措置を発表している。

(ロイター、10月6日)