【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 設備工事の中電工(本社・広島県広島市)は7日、太陽光発電などの再生可能エネルギー(RE)企業サマイデン・グループから発行済株式の15.15%およびワラント(新株予約権)を取得し、事業連携覚書を締結したと発表した。
両社は、再生可能エネルギーへの共同投資、大規模屋上太陽光発電設備工事、太陽光発電のO&M(運転・保守)に関する技術導入などでの事業連携を検討する。
中電工は、環境関連ビジネス強力推進とともに再生可能エネルギー等へ投資しているとし、マレーシアではREへの共同投資や子会社の中電工マレーシアとの協業など、戦略的パートナーとしてサマイデンとの事業連携を進め、海外における再エネ関連ビジネスの拡充に取り組む。
サマイデンのチョウ・プイヒー社長は、今回の提携により、中電工の幅広いビジネスネットワークを活用し、両社の強みを生かして再生可能エネルギー分野での成長を加速できると言明。また同社も日本でのビジネスの可能性を広げ、既存サービスも強化できると述べた。
サマイデンは、太陽光発電を中心に環境調査・設計・施工・O&Mを提供するエンジニアリング会社。今後、バイオマス発電工事の設計・施工、バイオガス発電開発など、再生可能エネルギー事業の多角化を計画している。