【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 エレベーター等の保守・管理のジャパンエレベーターサービスホールディングス(本社・東京都中央区)は12日、マレーシアにおいて商業施設、オフィスのファシリティマネジメントを行うコフレス(M)の株式を取得し、子会社化することを決定したと発表した。
同社グループは、東南アジア圏への進出を中長期的な成長戦略の一つと位置付けており、事業展開に向けた調査を進めてきた。コフレスは商業施設やオフィスのファシリティマネジメント事業で、クアラルンプールやジョホールバルを中心に豊富な実績を持っていることや、高い経済成長を続けているマレーシア市場は、今後も安定した発展が期待されていること、ファシリティマネジメント事業を通じ、エレベーター等のメンテナンス需要が見込まれることから、ジャパンエレベーターサービスホールディングス・グループが培ってきた技術力を活用できるものと判断。コフレスの株式取得に向けて、既存株主との間で株式譲渡契約書を締結することを決めた。
ジャパンエレベーターサービスホールディングスは、コフレスの株式取得により、東南アジア圏への事業拡大を図ることで、より一層の企業価値向上を目指していく方針だ。