【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア初のオンライン専業証券会社、楽天トレードは5月19日の創業5周年に合わせて声明を発表し、さらなる成長に向けて取引機能の拡充と経営陣による戦略的な強化を図る方針を明らかにした。
2017年5月創業の楽天トレードでは、今年4月末時点で総口座数が24万5,000口座、売買代金合計が1,000億リンギ(3兆円)を突破した。2022年1月にサービス開始となった米国株取引口座も2万口座を突破し、取引開始後は同社の収益の20%を占めている。
楽天トレードの三瀬和正・最高経営責任者(CEO)は、マレーシアのリテール市場が近年成熟しており、3年以上の経験を持つ投資家が増えていると指摘。米国株式のドル建決済、香港株式の追加、ポイント・インセンティブの強化を通し、オンライン投資家のニーズに応えていくと述べた。