【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 スギホールディングス(本社・愛知県大府市)は6日、マレーシア国内で薬局・クリニックなどのヘルスケア事業を展開するアルプロ・ファーマシーとの業務提携を発表した。アルプロがマレーシアでスギ薬局製品を独占販売する。
9月からクアラルンプール(KL)の伊勢丹3店舗(KLCC店、ロット10店、ガーデンズ・モール店)でポップストアをオープンし、全国のアルプロ薬局でスギの専門コーナーを設置する。
アルプロ・ファーマシーは、マレーシア国内に190店舗以上を展開する国内急成長のチェーン薬局で、処方箋調剤数トップシェアを誇る「アルプロ薬局」の運営会社。次期の中期5カ年計画では、マレーシア国内での出店加速および近隣東南アジア諸国へのビジネス展開を計画している。
提携により、両社の取組みをより進化させ、スギホールディングスが培ったトータルヘルスケアのビジネスモデルや商品・商標の提供に加え、互いの経営ノウハウの共有などを通し、両社の事業展開を推進していく。円滑な提携推進のため、双方の人材交流も予定しているという。
スギホールディングスは本提携を通じ、「経済価値」のみならず、アジア地域での「社会価値」の創出にも資する新たな価値創造に挑戦していく方針だ。