【ジョージタウン】 ペナン・ポート(PPSB)は、7月中旬からペナン島と本土間で新型フェリーを使用して運航を開始すると発表した。
二輪車50台の搭載が可能な定員約250人のフェリー4隻を使って運航する。以前のフェリーの所要時間は20分だったが10分に短縮されるという。フェリー1隻の建造費は1,800万リンギ。

ペナン島と本土、両方のターミナルでも3,000万リンギを投じた改修工事が行われており、待合室にWifiとエアコンを完備する他、携帯電話充電設備、障害者用設備も設置する。ペナン島側のラジャ・トゥン・ウダ・ターミナルには25軒の小売店舗が入居する予定で、フェリーの受け渡しまでに完成する見込みだ。一方、本土側のペンカラン・スルタン・アブドル・ハリム・ターミナルは、2022年10月にすでにオープンしており、16軒の売店が入居しているという。

 フェリーは、船体の老朽化に伴い、1隻を残し2020年12月で廃止されていた。新フェリーサービスに向けた造船とターミナルの工事期間中の代替手段として、スウェッテナム・ピアクルーズ・ターミナル(SPCT)と本土間で運航を行っている。
(ザ・スター、5月9日)