【クアラルンプール】 国民車メーカー、プロトン・ホールディングスの電気自動車(EV)販売子会社であるプロトン・ニューエナジー・テクノロジー(プロネット)は、初の公認EVディーラーとして複合企業ハップ・セン・コンソリデーテッド(HSCB)傘下のハップ・セン・スマートを指名したと発表した。

ハップ・セン・スマートは、スマート・オートモービル(スマート)のスポーツ車(SUV)タイプEV「スマート#1」の販売を担当する。今年第3四半期に販売を開始し、第4四半期にはクアラルンプールにスマート車のショールームを開設する。続いてセランゴール州バラコンにも2店舗目を開設する計画だ。ハップ・セン・スマートはマレーシア、タイにおけるスマート車の公式輸入業者。

HSCBのハラルト・べーレント最高執行責任者(COO)は、プロネットとの協業は、プレミアムEVであるスマート車への信頼を示すだけではなく、低炭素モビリティに向けた自社の取り組みの一環でもあると述べた。ハップ・セン・スマートは、自動車販売で50年以上の歴史を持つハップ・セングループの専門知識を活用していくとしている。

スマートは、独メルセデス・ベンツと中国・吉利集団の合弁会社で、小型EVの開発・販売に携わる。プロネットはスマート車のマレーシア国内販売を担当している。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、5月11日、ポールタン、5月10日)