【マラッカ】 マラッカの中心部を流れるマラッカ川で16日、水上タクシーが正式に運航を開始した。水上タクシー運航計画は2011年に浮上していた。

水上タクシーを運行するマラッカ河川・沿岸部開発公社(PPSPM)によると、第1期ではダタラン・ペンカラン・ラマー河口を運航する。船着場は10数カ所あり、船着場間の区間運賃は1リンギ、始発から終点まで移動する場合は8リンギとなる。ダタラン・ペンカラン・ラマにはPPSPMの新本部が開設された。

2025年半ばの第2期では川幅拡張や深水化により、バトゥ・ハンパーまで延長する計画。現時点ではルンプン・バハギア桟橋まで運航可能となっており、マラッカ・セントラル・バスターミナルまで接続されることになる。

マラッカ川の美化プロジェクトは1億3,000万リンギを投じてスタートした。しかし当時の請負業者が2017年に予定通り進められず、暗礁に乗り上げていた。
PPSPMは2005年に設立。2隻のボートによるリバークルーズから事業を開始し、現在は40隻のボートを所有している。2006年から今年5月8日までの利用客数は1,300万人となっている。
(ザ・スター、5月18日)