【カジャン】 セランゴール州カジャンにあるプリマ・サウジャナ・モスクがラマダン(断食月)の真っ只中である3月30日、断食明けの時間である日没を知らせるマグリブのアザーンを誤って公定時間より4分早く流すトラブルがあり、謝罪に追い込まれた。

問題のモスクは3月28日にオープンしたばかりで、モスクのナジル(監督者)であるモハマド・アスリ・ハルン氏は技術的な問題が原因だと説明。意図せず断食破りをする羽目となった周辺のイスラム教徒に謝罪した。誤ったアザーンに従って断食を解いた信者は、別の日に改めて断食をする必要があるという。

アスリ氏によると、事件についてはすでにセランゴール州イスラム宗教局(JAIS)に報告した。しかし同モスクのフェイスブックには、時間ミスの問題に関する公式声明は掲載されていないため、なぜモスクが公式謝罪と説明を行わないのか疑問の声も上がっている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ラクヤット・ポスト、3月31日)