【ポートクラン】 日本の生活用品や雑貨を販売するダイソー・マレーシア・グループは25日、セランゴール州ポートクランにおけるグローバル流通センター(GDC)の起工式を開催した。同社にとり、中国に次ぐ二番目の国際拠点となり、最大規模の倉庫となる。

GDCの建設は、鹿島建設(本社・東京都港区)の子会社である鹿島マレーシアおよびサンウェイ ・コンストラクション・グループによる合弁会社(JV)カジマ・サンコンが担当し、2027年1月に稼働開始の予定。面積は日本の地域配送センターよりも大きい約170万平方フィートで、キッチン用品、掃除用品、パーソナルケア用品、文房具など、合計約3万5,000個の在庫を保管する。投資総額は10億リンギ。

起工式に参加したハスビ・ハビボラ副運輸相は、GDCは将来的に年間9,317コンテナの出荷を処理する見込みで、アジア、北南米、中東、オーストラリア、ニュージーランドの需要に対応するグローバル・サプライチェーンの効率化が可能になると言明。ダイソーの成長は、地元のサプライヤーや請負業者などへの需要を生み出すため、地域の経済発展に貢献すると述べた。
(ザ・サン電子版、4月25日)