【クアラルンプール】 アダム・ババ保健相は、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相と共同記者会見を行ない、ワクチンの副作用について、接種1,000回あたり2.4件程度発生しており、そのうち入院が必要な重篤なケースはわずか0.09件だったと述べた。

2月24日開始されたワクチン接種プログラム(NIP)により、6月12日までに470万回分のワクチン接種が行なわれた。軽度の接種後有害事象(AEFI)については、コロナ情報アプリMySejahteraを通じて接種1,000回あたり29.3件の報告があった。接種部位の痛み、頭痛、疲労感など、コロナワクチンに限らず、ワクチン接種後一般によく現れる症状だという。

国家医薬品規制庁(NPRA)のAEFI観察システムを通じては、1,000回の接種ごとに2.4件の副作用報告があった。これらの報告のうち、入院を余儀なくされる重篤な症状に分類されたのは、ワクチン接種1,000回あたり0.09件。入院は短期間で済み、治療後退院しているケースがほとんどだという。

(マレー・メイル、6月14日)