【クアラルンプール】 中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)の350万回分のカンシノ製ワクチンのうち、最初の20万回分が20日マレーシアに到着した。
科学技術革新省(MOSTI)の発表によると、20万回分のカンシノ製ワクチン(完成品)は、MASカーゴが北京からMH361便で空輸し、20日7時50分にクアラルンプール国際空港に到着したという。
カンシノ製ワクチンは1回接種ワクチンで、農村地域など2回の接種が困難な地域の住民に接種する。6月15日、条件付きで保健省から登録を承認された。保健省に350万回分を納入予定で、うち50万回分は接種可能な完成品として輸入。残りの300万回分についてはバルクで輸入し、ソリューション・バイオロジクスが国内工場で充填する。
1回接種ワクチンでは他に米ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンも条件付きで承認を受けている。
(マレーシアン・リザーブ、エッジ、ベルナマ通信、8月20日)