【プトラジャヤ】 ヒシャムディン・フセイン上級相(国防相)は25日、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種完了率が今後3週間以内に成人人口の90%を越え、州間移動の許可が下りる見込みだと述べた。保健省によると、26日時点で接種完了率は83.7%に達している。
同相は、国軍と保健省との協力を強化し、ワクチン接種率を向上させる対策を講じるとした。すでに実施しているドライブスルー方式のワクチン接種を拡大し、遠隔地へはCMVT(軍医ワクチン・チーム)の派遣も行なう。さらに同相は、州間移動の実現には、標準的運用手順(SOP)や監督機関の責任範囲などもあらかじめ検討しておく必要があるとした。
イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相も、22日開催の新型コロナウイルス「Covid-19」管理に関する特別委員会において、「成人人口90%のワクチン接種を条件に州間移動を許可する」ことで合意したと述べた。22日時点で成人人口の81%へのワクチン接種が完了しているため、解禁までそれほど時間はかからないはずだとし、あと少しだけ我慢してほしいと国民に理解を求めた。
(ベルナマ通信、9月24、25日)