【バンコク】 マレーシアとタイは、クアラルンプール(KL)とタイのバンコクを繋ぐ高速鉄道(HSR)の実現可能性調査を実施することで合意した。タイを訪問中のイスマイル・サブリ・ヤアコブ首相が2月26日明らかにした。

イスマイル首相によると、タイのプラユット・チャンオチャ首相との会談でHSRの必要性について話し合い、合意に達したという。両国はまた、ケダ州ブキ・カユ・ヒタムの税関・出入国管理・検疫・安全管理(CIQS)施設とタイ南部ソンクラーのサダオ税関・移民・検疫(CIQ)施設とを結ぶ道路建設の促進、クランタン州スンガイ・ゴロクでの友好橋プロジェクト2件に関する協議の再開にも同意した。
物理的接続プロジェクト(PCP)の実施を通じて、「インドネシア・マレーシア・タイ成長トライアングル(IMT-GT)」の枠組みの下で協力を強化していく。マレーシアとタイは、農業・農業関連産業、観光、ハラル(イスラムの戒律に則った)製品・サービスという3つの主要分野に焦点を当て、革新的、包括的でありかつ持続可能な「2036年IMT-GTビジョン」の実現を目指す方針だ。
(フリー・マレーシア・トゥデー、ベルナマ通信、2月26日)