【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール事務所は9日、マレーシア標準工業研究所(SIRIM)との共催で、「日馬スマートマニュファクチャリングワークショップ」を開催した。

インダストリー4.0やスマートマニュファクチャリングに関連したソリューションを有する▽富士通▽日立▽KDDI▽三菱電機▽村田製作所▽NEC▽横河電機ーーの在マレーシア法人7社、マレーシアの中小製造業8社が参加し、オンラインで21件の商談を行った。

地場中小企業が、スマートマニュファクチャリングやインダストリー4.0技術導入が必要な生産工程や体制について相談し、日系企業側が導入可能性のある製品やサービスの導入のために必要なステップなど、初期段階の提案を行った。商談では今後、具体的な導入可能性を探るために工場訪問やコンサルテーションを進めていくことなどで合意した。

 ジェトロKLとSIRIMは、2019年5月から2020年2月にかけて日本企業のものづくりや生産管理システムを含む「日本式のスマートマニュファクチャリング」の理解促進を目指し、日系企業9社を講師とする10回のセミナーをマレーシア主要都市で開催し、地場製造業や製造業関連サービスなどに従事する約1,100人が参加した。 今回のワークショップは、日系企業のソリューションを実際に導入した地場中小企業の成功事例創出を目的に、関心のある地場中小企業を中心に8社を選定した。