【クアラルンプール】 ランカウイ島の大型観光施設「ザ・ランカスカ」は、今年第2四半期に建設が開始される予定だ。建設・ビル管理のウィダド・ビジネス・グループ(WBG)とドバイのビン・ザイド・インターナショナル(BZI)が共同で開発する。総面積2,000エーカーで、開発総額は400億リンギ。
第1期は4年以内に完工予定で、▽国際規格のトーナメント用ゴルフコース▽ヴィラ・リゾートハウス▽ショッピングモール「デザイナーズ・ブランド・モール」▽ショッピングバザール「ザ・ランカスカ・ビレッジ」▽5つ星ホテル▽高級コンドミニアムーーなどを建設する。
WBGとBZIは、2021年3月に締結した協業契約に加え、今月7日に「ザ・ランカスカ」開発のための合弁会社(JV)を設けることで合意。WBGがJVの70%株式を、BZIが30%株式を所有する。
BZIは、ドバイを拠点に建築、エネルギー、貿易、不動産、テクノロジー、金融などに携わるコングロマリット、ビン・ザイド・グループの子会社。アブダビ王室のシェイク・ハレド氏が所有する。今後数年間でマレーシアに1,000億リンギの外国直接投資(FDI)を行なう計画だという。
(エッジ、ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月10日)